偽頁について


 このスクリプトを作りあげた甘栗ケンさんは私の偉大なネット師匠であります。もちろん、同人誌を作る指南儲けました。
 この方がいらっしゃらなければ、のほほんと乱あサイトなど運営していませんでした。

 甘栗ケンお師匠が、かつて秘的会党の常連のために作ったお遊びコンテンツがありました。そこの常連メンバーに連なっていた私は、いつもいつも青息吐息でその隠しのテクニックに悩みまくり…。
 辿り着き先に掲示板があり、師匠のおちゃらけ作品があり。
 いつしか、この常連さまの遊び場は「偽頁」と名付けられました。
 これは甘栗ケンさんの裏ページへの対抗意識だった(?)と記憶しております。
 「裏」という言葉は使いたくないから「偽」だというこだわり方。好きです。
 実は私も「裏サイト」「裏ページ」という呼び方には疑問を感じていましたので、さすがお師匠様のネーミングと手を叩いたものです。
 呪泉洞も隠しコンテンツだったので、昔は良く「裏サイトへの行き方を教えてください」という問い合わせも受けたことがあります。
 私自身、当時は「何が何でも「呪泉洞」は王道乱あを貫く!」という姿勢で臨んでおりましたので「裏サイト」という呼び方が嫌いで嫌いで…。(今でも嫌いです。)

 また、「らんま一期一会跡地」にある「らんま的舞台写真館」は、最初は甘栗さんサイト時代の偽頁にアップされていたものです。それを「らんま一期一会」開設間もなく、西村団長さんのご好意で、私が貰い受けたということをご存知なのは当事者だけでしょう(笑
 「偽頁」には私なりの思い入れがあります。

 チャットや掲示板も付設してあって、ずぶのパソコン初心者だった私は、サイト管理について、偽頁の常連様方にそこで助けていただいた経緯があります。
 こちらで「らんま一期一会」を運営し始めた頃、的確なアドバイスも受けていました。
 当時のメンバーは「甘栗ケンさん」「アサダさん」「さなださん」「ちゃちゃさん」「ラムクラさん(LUM−CLUB)」「かめれおんくん」「西村団長さん」…そして私。
 私が今こうして「呪泉洞」を運営できるのも、実はここに上げた皆さんの助けがあったからこそです。


 もともと「呪泉洞」は、2000年2月14日に開設した本家の「らんま一期一会」の隠しコンテンツでした。当時のことを知る方は殆どおられないかもしれません。
 私が「呪泉洞」を隠していた理由はただ一つ。
 自作二次創作を堂々と掲載するだけの度胸がなかったからです。
 当時まだ小学生だった娘は友人たちに「らんま一期一会」を宣伝して回っていてくれたので、流石に顔見知りの方に読まれるのはあまりに恥かしかった…というのが隠した理由です。今から思うと、乱馬君のイラスト描いて遊んでいただけでも恥ずかしいと思いますが…    
 「らんま一期一会」の容量が膨らんできたとき、王道乱あを集めた文章系サイトを作りたいという願望が高まり、半年後の11月18日に思い切って「らんま一期一会」から「呪泉洞」を切り離して、独立させたのでした。当時まだ少なかった、本格的文章創作系乱あサイト。ただひたすらそれに執着して、今も「呪泉洞」を運営しているのは周知のとおりです。
 その後、所所の事情で、本家の「らんま一期一会」は分家の「呪泉洞」へ統合し、一部を遺すのみになりました。「RNR」も「呪泉洞」の中に収監しております。


 チャットしていたとき、甘栗さんに「「偽頁」差し上げましょう。」と言われて、引き取りました。
 迷路として楽しかったページを埋もれさせるのはもったいないと私が改めて管理させていただくことになりました。甘栗氏のサイトに残っていたスクリプトを丸ごと貰い受けました。その後、勝手に改造を加えて、今の形態に。

 とにかく、くだけたおちゃらけコンテンツですので、ゆる〜く遊んで行ってくださいませ。

(c)2012  Ichinose Keiko