◇蜜柑一つと私の想い
  (乱馬×あかねバージョン)

婀井羅ゆうかさま作


高2、冬の一コマ。
終業式を終えて帰宅した乱馬とあかね。帰ってみると誰もいなくかすみからの置き手紙。
「買い物に行ってくるから」
それだけで、他は何も書いて無く乱馬とあかねは読み終わるとすぐにこたつに入り蜜柑を食べる。
で、その時のあかねの気持ちを小説にする。

「あなたが取ってくれた蜜柑にも、何か気持ちが入っているのかしら?」



「ただいまぁ〜。あれ?誰もいないのぉ?」
「かすみさんぐらいいるだろ」
「でもぉ・・・かすみおねーちゃん?」
居間に入ってふとテーブルを見ると一つの紙切れ。
そこにはきれいな字で「買い物に行ってくるから、お留守番よろしくね」っていう文字。
「これ、かすみさんの字じゃねーか?」
「ほんとだぁ〜じゃ、こたつに入って帰り待っとこうかな。乱馬は?」
「俺もそうするわ。」
そんな会話をしながら2人がこたつに入る。
今日は終業式でしかもすごく寒かった。
「はぁ〜生き返るわ。そうそう、その蜜柑取って?」
「あ?これか、ほれ。」
何気なく過ごしているこの二人を観察している者が1人・・・。
「なんか、夫婦みたいな体勢ね。」
「な、なびきおねーちゃん!?」
「だ〜ってぇ、そうじゃない?向かい合わせに座って蜜柑を食べる・・・なんて。」
「けっ、そんなの夫婦じゃなくったってするじゃねーか。」
無駄な反抗・・・
「だから、雰囲気も含めてよ。ま、今日は冷え込むわね〜自分の部屋で暖まってこようっと♪」


・・・・・・・・・。


「ただいまぁ〜。」
かすみが帰ってきて、
「あら?その蜜柑おいしかったでしょう?また、買ってくるわね。」
「あ、うん。すっごく甘かったv」
「じゃあ、夕食作るから待っててね。今日はお鍋だから。」
おっとりした口調で今日のメニューを告げ、台所へと入っていく。
「さて、俺は道場で一汗流してくるかな。」
そう言って立ち上がる乱馬。
居間に残ったのは私1人。でも、私の手には乱馬が取ってくれた蜜柑が一つ。
「あなたが取ってくれた蜜柑にも、何か気持ちが入っているのかしら?」
そう、ふと思った後。
「さ、私も宿題終わらせよう!」
そう言ってこたつの中から出て部屋へと向かった。








作者さまからより

はい。またまた、駄文を読ませてしまい・・・すみません!!
蜜柑一つと私の想いのsecondバージョンです。(笑)
やっぱり、らんま1/2と言えば乱馬×あかねでしょう!?ってか、私の頭の中にはこれしかない。
乱馬やあかねが他とくっつくのは絶対許せない派、それがゆうかです。
ごめんなさい。そうじゃない方も居ると思うんです。でも、あくまでも管理人の趣味はそう・・・。
ご理解いただけると嬉しいです。
妙に短いね、このシリーズ。前のムース×シャンプーを見ていない人に説明すると、
突発的に、夏だから暑い→早く冬になって欲しい→冬と言ったらこたつに蜜柑!で、この話。
他のバージョン・・・誰にしよう?良牙×あかりにでもしようかなぁ?
まだ、迷ってるので時間かかるでしょう。気長に待っていただけるとありがたいですv
もし良ければ次回作もまた、読んでくださいませ。
 ゆうか拝。


夫婦とは・・・こんな情景が自然に生まれるもの・・・(なのかな?
普段意識してませんが(大笑

蜜柑一つのやりとりからも二人の関係の深さが計り知れるというもの。
まだ蜜柑の季節には早いなあ・・・食べたいな(笑
(一之瀬けいこ)

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