◇強さを求めて 2
武蔵さま作


−−−天道家−−−

「ふあ〜。おはよ〜。」
乱馬がまだ眠たそうに居間に降りて来ると結希はもうすでに起きており、かすみと一緒に朝食の支度を手伝っていた。料理を手伝う手つきは見事なもので、かすみも大いに楽に朝食を作る事が出来た。
「おっ!この魚、うめぇな!」
「本当だ!かすみお姉ちゃん、いつもとは違うのね。」
「そのお魚はね、結希君が買ってきてくれたの。味付けも結希君がしたのよ。」
かすみの意外な人物を指す言葉に天道家一同は驚いた。
「結希君。君、料理もできるのかい?」
「まあ、それなりに。何しろ今まで武者修行の旅で食事は自給自足だったから料理の腕も自然に上がったんだと思います。魚は魚河岸で仕入れて来た物なんです。」
「それとね、結希君、お庭の掃除から道場の掃除まで朝一番に起きてやってくれてたのよ。」
「ほほう。有り難い事だ。しかしそこまでせんでも・・・・」
「いえ、居候させてもらっていて御迷惑をおかけしてますんでこれぐらいはさせて下さい。」
結希がここまで家事を手伝っているとなると同じ居候である玄馬、乱馬、八宝斉は辛い立場になってしまう。
そこで玄馬が話をそらした。
「そうだ!どうだね、君も一緒に学校へいっては・・・」
「しかし・・・いつまでもここに居るわけではないし、それに学校なんてすぐに入学できないだろ。」
口ではそう言いつつも、行きたそうな結希にあかねは言った。
「大丈夫よ。私達の学校は変わっている校長や変わった生徒なんかがいろいろいるからきっとすぐに短期入学できるわ。」
「よし、決まった。君も武者修行の旅で学校へは行っておらんのだろう。たまには学問も学び、文武両道
を志した方が良い。」
早雲の決定によって結希は乱馬、あかねと一緒に風林館高校へ行くことになった。
「俺、制服とかなくて武道着しかないけど大丈夫かな?」
「大丈夫よ。乱馬だってチャイナ服しか着てないし・・・結希君はどんな服をもっているの?」
あかねは結希にもっている服を見せてもらい驚いた。空手着から袴、軍服から民族衣装まで世界各国のいろいろな服がそこには並べられていた。
「す・・すごい数の服ね。あっ!そのチャイナ服でいいんじゃないかしら?服はまた後で買う事にすればいいんじゃない?」
「これか・・・そうだな。これにしよう。」
結希は黒いチャイナ服を着ることになった。



−−−教室−−−

結希は乱馬、あかねの教室に入ることになった。そして朝のホームルームで自己紹介が行なわれた。
「えー、では今日からこのクラスに短期入学することになった不知火結希君だ。」
「不知火結希です。宜しくお願いします。」
(よしっ、ここでは俺の変身体質がばれないようにしなければ・・・)
「尚、結希君は早乙女と同じ特異体質だそうだ。みんな仲良くしてやってくれ。」
『ガクッ』
先生の何気ない言動に結希はずっこけた。
「先生!なんで俺の体質の事知ってんだ?」
「ああ。今朝、保護者代わりである天道のお父さんから連絡があったんだ。」
先程の正体がばれないように決意した結希の思いは無惨にも打ち砕かれたのであった。
「へえ〜、不知火、おまえ水をかぶると女になるのか。」
「ちょうどいいじゃん。今日、体育が2時間あってマラソンと水泳だってよ。」
「乱馬の女姿も良いけど今回も期待できそうだな。」
ニヤニヤ笑いながら結希を取り囲んで話す乱馬の悪友ひろしと大介。一方女子では突然の転入生にはしゃいでいた。
「ねえ、不知火君ってかっこ良くない?」
「そうよね、乱馬君に負けず劣らずって感じだし。」
「乱ちゃんと同じ体質っちゅうことは水かぶったら女になるっちゅうわけやな。まあ、せやけどうちは乱
ちゃん一筋やからな。」
男子、女子の人気によって、結希はすぐにクラスに馴染むことができ、変身体質も気にすることはなかった。


−−−1時間目:国語−−−

「先程の小テストだが・・・不知火、おまえがクラスで一番できておる。それに比べて早乙女!クラスで一番できてないぞ。不知火と1つ屋根の下にいるんなら勉強でも教わったらどうだ?」
先生の言葉に結希の優秀さに対する感嘆の声と最下位の乱馬に対する笑いが同時にクラスで起こった。いかに格闘に長けている乱馬でも勉強に関しては全くダメであった。


−−−2時間目:英語−−−

「じゃあ、ここの訳を・・・う〜んと・・・早乙女君。」
指名された乱馬は弁当を食べていた。しかも悪びれた様子は少しもない。
「こら〜!早乙女君!悪い子は闘気吸っちゃうぞ〜!」
五円玉を指に挟み、乱馬に向けるひな子。しかし乱馬もただでは闘気を吸われるわけにはいかない。
「ほいっ!」
乱馬が弁当のおかずを放り投げた。その瞬間!
「あっ!タコさんウインナーだ!わ〜い。」
ひな子がおかずに飛びついた瞬間、乱馬はその隙をついて教室から逃げ出した。
「しまった。もぐもぐ・・・またエスケープね。悪い子!・・・仕方ない。不知火君、早乙女君の代わりにやってみてくれる?」
乱馬の尻拭いのために訳をやらされることになった結希だが、難無く問題を解いた。

−−−3時間目:体育(マラソン)−−−

「それでは今からマラソンを行なう。今日は練習のつもりだから自分自身できるだけ走れ!何週でも走って構わんが自分の体調に気をつけて走れよ。尚、場所がない為本日は男女混合で行なう。」
マラソンは運動場のトラックを自分の走れる限り走るという形式であった。スタートと同時に素早い早さでトップに着いたのは乱馬と結希であった。その後ろをあかねが追い掛ける。
「あいつら最初からあんなに飛ばして大丈夫かよ。」
「あれがあいつらの普通の早さなんだろ。」
体力に関してずば抜けている乱馬とあかねはいつもの事と思っていたが、結希までもが驚異的な運動神経でクラスの仲間をごぼう抜きで大差をつけている事に先生を始め、クラスの誰もが驚いていた。
数十分して、クラスの誰もがへばってしまい、遂にあかねがギブアップした中、乱馬と結希はまだ走り続けていた。
「なあ乱馬、このままいってもまだ俺達走れそうだし一つ勝負しねえか?」
「勝負?一体何すんだ?」
「ここから10周トラックを走って先に着いた方が勝ちってのはどうだ?」
結希の提案に乱馬は乗り気で賛成した。
「おもしろそうじゃねぇか。よーし、勝負だ!」
同時に猛烈なスピードで走り出す乱馬と結希にクラスの仲間だけでなく、授業中の生徒までもが窓から身を乗り出してその勝負に見入った。乱馬と結希の走るスピードはとてつもなく速く、風を切る音さえ聞こえそうであった。瞬きをしただけでも姿を見失ってしまうくらいだった。
いつの間にかなびきは乱馬と結希のどっちが勝つかで賭をして商売していた。
「なかなかやるじゃねぇか。よーし、ラストスパートだ!」
いきなりスピードをあげる乱馬その速さは今までの比ではなかった。
「こっちだって負けていられるか!」
乱馬に対抗して結希もスピードをあげた。2人が9周をまわってあと1周になった。お互いに一歩も譲らず、ゴールが見えた。常人にはどちらが速くゴールしたかなどわかるはずもなかった。しかし結果は引き分けであった。

−−−4時間目:数学−−−

「それでは今から授業を始める。まず教科書の107ページを開いて・・・こらっ!早乙女、不知火!いきなり眠る奴があるか!2人とも廊下に立っとれ!」
体育での疲れがでたのか2人は授業開始と同時に眠ってしまっていたのである。結局2人は廊下にバケツを持って立たされてしまった。
バケツを持って立たされた状態でも2人が起きる事はなかった。

−−−昼休み−−−

「俺、弁当持って来てないんだけど・・・」
結希はいきなり学校へ入学する事が決まって自分で弁当を作る事ができなかったのである。購買でパンを買おうにも文無しの結希がお金を持っているはずもなく昼食に困っていた。
「大丈夫よ!結希君が学校に入るって聞いて私がお弁当作って来たの・かすみお姉ちゃんに頼んで乱馬と結希君の分のお弁当は私が作ったの。」
「本当か?助かった〜。乱馬、あかねって家庭的なんだな。・・・んっ?どうしたんだ?」
あかねの明るさに反比例するかの如く、乱馬の表情は暗かった。いや、乱馬だけでなくクラスのみんながこの会話を聞いて言葉をなくしていた。
「あれっ?なんか急に静かになったな。まあいいや。乱馬、ひろし、大介、一緒に食べようぜ!」
嬉しそうな表情で弁当を口に運ぶ結希。一同は固唾を飲んでそれを見ていた。
『パクッ』
笑顔だった結希の顔が途端に白目を向いて引きつってしまい、そのまま動かなくなってしまった。
大騒ぎするあかねを他所にクラス一同は胸の前で十字を作り黙っていた。
しばらくして結希が目を覚ました。
「ふうっ、一瞬意識が違う世界へ行っちまった。・・・・あかね、塩と砂糖間違えて入れてるうえになんかこの野菜炒めから物凄いお酢の匂いがするんだけど・・・」
どうやら調味料を間違えて大量のお酢を料理に使っていたようである。あかねは申し訳無さそうに結希にひたすら謝っていた。
「ごめんなさい!ホントに私って不器用で・・・」
涙を浮かべ、申し訳無さそうにあかねが言うのを見兼ねた結希はなんとか元気づけようとした。
「気にすんなよ。誰にだって欠点はあるもんだ。帰ったら俺が料理教えてやるから。」
結希とあかねのやりとりを面白くないといった顔で乱馬は見ていた。それに気付いたのかひろしと大介が乱馬に話し掛けて来た。
「おい!いいのか、乱馬。このままだとあかねを取られちまうぞ。」
「女ってのは自分に優しくしてくれる奴に気持ちは傾くからな。うかうかしてるといいなずけの立場も危ないかもしれないな。」
そんな2人の言葉に乱馬は関係ないという態度をとった。しかしそれは誰が見ても無理をしているという事がわかった。


−−−5時間目:体育(水泳)−−−

乱馬と結希はあらかじめ女になってから水着を着た。着替える時は男子と同じ更衣室というのは問題があるので個室で着替える事になっていた。
プールサイドに立った時、らんまはいつもの事ながら、初めて女のゆうきの姿を見た男性陣は驚きの声をあげた。
「女になったらんまもいいけど、不知火もなかなか・・・。」
「まったくだ。スタイルよし、顔よし。これで男だってんだからなんかもったいないよな〜。」
一斉に男達がうなずく。らんまは阿呆らしいと思っていたがゆうきは自分の変身体質を見て全く動じないクラスのみんなに驚いていた。
「みんな変わってるな・・・」
「どうでもいいけどおまえ、プールまではちまきしてるつもりか?」
「えっ!いや、これはその・・・」
あきらかに動揺するゆうき。らんまは何かあると思ったがそれ以上深く聞くのは止めた。
キョロキョロと周りを見るゆうきはある事に気付いた。あかねが大量の浮き輪を装備してプールを睨み付けていたのである。
「あいつ、カナヅチなんだよ。まったく、泳げもしねえくせに無理して泳ごうとするから大変だぜ。」
らんまが隣で話し掛けてきた。その口調は少し強めではあったがあかねを心配しているのはわかった。
あかねがプールに飛び込み、泳いで行く。武道家だけあって凄まじいキック力でバタ足をする為、物凄い水しぶきを立てながら進んで行く。その速さは隣でクロールをする人さえ追い越すくらいの速さである。
しばらく経って、あかねのバタ足により少しずつ5つある浮き輪がずれてきた。そして一つはずれた瞬間!バランスを崩したあかねは溺れてしまった。
「「!!!」」
突如の出来事にらんまとゆうきがとっさにあかねを助け出した。
「おいっ!大丈夫か、あかね!」
「けほっ、うん・・・ありがとう。」
すぐに助け出された為かあかねはなんともなってなかった。そこへゆうきが言った。
「せっかくだかららんまが泳ぎを教えてやればいいじゃねぇか。」
「おいっ!なんで俺が・・・」
いきなりのゆうきの発言にらんまは焦った。いくら自分の姿が女でも本当の姿は男である。だからこそそういうシチュエーションには困ってしまうのである。
「へえ〜、じゃあ俺があかねに手取り足取り教えてもいいんだな。」
にやにや不敵な笑いを浮かべてらんまを見るゆうき。そしてゆうきの予想通り、らんまはゆうきの提案に賛成せざるをえなかった。

−−−放課後−−−


「今日はありがとうね、2人とも!」
あかねがプールでの一件で御礼を言ってきた。と、その時!後方からものすごい勢いで走ってくる人影が・・・近づいてくる人影は徐々に姿をはっきりしていき、目視できる頃には剣道着を着て木刀を持った青年の姿を表していった。まぎれもなくそれは知る人ぞ知る風林館高校史上最悪の変態、九能であった。。
「おおっ!そこにいるのは天道あかねにおさげの女ではないか!むっ、もう1人は・・・」
ドカ、バキッ!
九能が近づいてきた瞬間、らんまとあかねの痛絶コンビネーションアタックが炸裂し、九能をお星様にした。
「今の人は一体・・・?」
不思議そうな顔をしているゆうきに攻撃態勢を解いたらんまとあかねが説明をしようとした瞬間!
「僕の事が知りたいのか?」
らんまとあかねの背後からお星様と化したはずの九能が表れる。突如現れた変態にらんまとあかねは飛び退く。そんな事はお構い無しに、九能は前に出てゆうきに歩み寄った。
「覚えておくがいい、ハチマキの少女よ。僕は風林館高校OBにして剣道界きっての期待の星、頭脳明晰運動神経抜群泣く子も黙る風雲児、蒼い雷九能帯刀19歳とは僕の事だ。」
一気に自己プロフィールを言い上げる九能にあかねは話し掛けた。
「九能先輩、大学はどうしたんですか?」
「大学など僕の剣の前では無意味に等しい。余りにも他者が無力な者ばかりでな、大学にいることよりも
天道あかね、おさげの女、おまえ達がさぞ寂しがっているだろうと思ってここまでやってきたのだ。」
確かに九能は高校の時とは違い、確実に剣道は強くなっていた。しかし呆れ返るらんまとあかねを除き、余りにも他者が無力という九能の言葉に反応した人物が1人いた。
「聞き捨てならねーな!あんたがどれほど強いかは知らねーが他者が無力かどうかあんたの実力で示してみやがれ!」
地球は自分を中心に回っているという考えを持っている九能の言動をわかっているらんまとあかねは九能の自意識過剰なことを知っている為、相手にはしなかったが何も知らないゆうきは闘気を逆立てて、九能と対峙した。
「面白い!僕と勝負するつもりか。よかろう、僕が勝ったら潔く・・・交際してもらうぞ!」
一気に緊張感が崩れ、らんまとあかねはずっこけた。
「俺が勝ったらどうするんだ?」
微笑しながらゆうきは言った。
「その時は僕も男だ!・・・潔くおまえと交際してやろう!」
めちゃくちゃ都合の良い条件に緊張感が再び崩れた。
「そんな都合の良い条件を快く承諾すると思ってんのか!俺が勝ったら今後、乱馬とあかねに交際を申し込むのをやめてもらおうか!だいたいあんた乱馬の性別わかってんのか?」
九能を指差し、条件を言ったゆうきは相手がどうでるかをまった。当の九能は肩を震わせながらゆうきに向かって怒鳴り付けた。
「あかねくんはともかく、何故僕が早乙女に交際を申し込まねばならんのだ!」
「へっ!?・・・もしかしてこの人、乱馬の体質の事・・・」
あまりにも意外な答えにゆうきはらんまとあかねの方向を向いた。らんまとあかねは呆れ返りながらもその通りというかわりに頷いていた。
「まあいい、とにかくそこにいる2人に交際を申し込むのだけはやめてもらおう!」
「よかろう!いざ勝負!」
ゆうきと九能は剣道場に行った。どういう経緯で伝わったのか剣道場の中も外も見物客でいっぱいだった。
決闘のルールは防具無し、完全ノックアウト制の勝負。つまりは決められた場所以外の攻撃も可能という
形式である。審判はらんまがやることになった。
ゆうきは2刀流、九能は1刀流の中段構えで互いに向かい合った。
「始め!」
らんまの合図と共に2人は駆け出し、互いに有効間合いに入った。その瞬間!九能の連続突きがゆうきに向かって繰り出される。相手の外見が女といえども己の欲望の為ならば常に本気を出す九能の燃える下心にゆうきは受ける事で精一杯であった。次の瞬間、片方の手に握られていた短刀が九能の攻撃によって弾き飛ばされた。みんなはいかに変態といえども九能は剣の才能があるとは思わずにはいられなくなった。
「潔く負けを認めて僕と交際するがいい。」
胸を張りながらゆうきに一歩ずつ近づく九能に対し、ゆうきは構えを八双の構えに移した。
「俺が体得したのは剣道じゃなく剣術だ!則ち、剣道ではおまえが有利かもしれんがこういう闘いにおいては確実に俺が有利!この言葉が真意である事をあんたの目で確かめるがいい!」
夥しい闘気に九能は先程の態度とは違い、緊迫した顔になった。さすがの九能も本気になり、脇構えに構えた。お互いに沈黙が続いた。そして数分が立った。おそらく周りにいた人達にとっては数時間もの長さに感じたであろう。誰も騒ぎ立てず、ただ2人を見ているだけであった。しかし、勝負は次の瞬間決まっ
た。
どちらともなく動いたかと思うと、九能は抜き胴、ゆうきは電光石火の如くの上段切りが炸裂した。
2人とも位置が入れ違い、動きが止まる。そしてその数秒後、九能が倒れた。
(こいつ・・・かなりできる!)
らんまは直感的に悟った。いまの闘いの全てがらんまには手に取るようにわかっていた。
「あんたもなかなか強いけど、まだまだ俺には及ばないぜ!さーて、帰ろうか。」
みんなが去っていき、九能1人が倒れたまま取り残された。しかし誰も声をかけることなく帰っていった。



つづく




作者さまより

どちらかというと結希視点になっています。乱馬と同じような強さではあるが頭の良さと性格など、乱馬
にはないような人物です。
実ははちまきには秘密があるんです。


 アニメの「らんま1/2」では原作と違って男乱馬は「乱馬」、女乱馬は「らんま」と表記されています。
 原作の台詞では、男も女も「乱馬」と統一されていることが殆どでした。
 それに従って、二次創作では、殆どの作者の方が「乱馬」と「らんま」で表記区別していらっしゃいます。。
 武蔵さまの作品でも、変身前の結希を「結希」と「ゆうき」と分けていらっしゃっておられるようです。
(一之瀬けいこ)

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