◇武士道と修羅道 4
武蔵さま作



其之肆 『暴走』


―――山中―――

ゴロゴロゴロ

 山の上を雷雲が駆け巡る。今にも振り出しそうなその空模様を見て、一人の男が呟いた。
「むぅ……嫌な予感がする。何事もなければよいが……」
 男は大量の薪を背負うと、家に向かった。
「左目が疼く……この感じは……」
 途中で立ち止まり、男は眼帯に覆われた左目をなぞった。そしてもう一度空を見上げると、そのまま小屋に向かって歩いていった。


―――天道道場―――

「わしは『天之書』を受け継いではおらん。なぜなら―――」
 玄馬がクリスに真実を告げようとしたその時、倒れていた乱馬がのっそりと起き上がった
 ゆらりと立ち上がるその仕草にはどこか不気味さを感じさせた。
「おお、乱馬君、気がついたか」
駆け寄ろうとした早雲に、すかさず玄馬とクリスがそれを制した。
「「待て!」」
 その二人の喧騒に歩みを止める早雲。同じく駆けつけようとしていたあかねも驚いた様子でその場に立ち止まった。
「様子が変だ。嫌な予感がする・・・天道君、あかね君、乱馬から離れてくれ」
 普段の玄馬ではない真剣な表情に、早雲とあかねは言われるままに道場の端に下がった。
「これは……爺ちゃんと同じ……」
 一瞬、乱馬の体から黒く歪んだ闘気が滲み出たのが見えた。

「何……この禍々しい気は……?」

 あかねがそう感じたと同時に、周りの空気が変化したのがわかった。
「ねえ、お姉ちゃん、なんか寒くない?」
「ええ、そうね」
『氣』を感じることのできないかすみやなびきにまでわかるような、寒気が道場を包み込んだ。
「かすみ、なびき、あかね。おまえたちは外に出ていなさい」
 ただ事ではないと悟った早雲は、娘たちを家に戻した。しかし、あかねだけは頑なにそれを拒み、道場に残った。
 かすみとなびきが去った直後だった。

「ウオオオオオオォォォォーーーーー!!」

 空気を振るわせる乱馬の雄叫びが道場に響いた。
 そのまま乱馬は振り返ると、クリスの姿を捉えた。その殺気に満ちていた瞳は緋色に変化していた。
「何あれ……乱馬の目が……赤く……」
 ありえないことに戸惑いを見せるあかね。しかし見た目の変化に驚いている余裕は誰もなかった。
(来る!)
 クリスが感じた次の瞬間、身を低くした姿勢で乱馬が攻撃してきた。来る事がわかっていても、その俊敏な動きにクリスは対処できず、一撃で道場の端まで吹き飛ばされてしまった。

「フゥーーーーッ!フゥーーーーーッ!グルルルルルルルルッ!」

 喉を鳴らす獣のように、両手をダラリと下に伸ばし、やや前傾姿勢の乱馬は唸った。その姿はまさに心身共に獣であった。
「これは・・・猫化!?」
 もしやと思って乱馬に近づこうとするあかねを、玄馬は抑えた。
「あれは猫化ではない。今の乱馬は例えあかね君であろうと襲い掛かってくるだろう。危険だから下がっていなさい。のどか、あかね君を頼む」
 のどかは頷くと、そのままあかねの肩をしっかりと持ちその場から離れた。あかねはその様子から玄馬とのどかは何か知っていると察した。しかしそれを問い詰めている余裕はない。乱馬は執拗にクリスに攻撃をしかけていた。

「げほっ、がはっ!」

 それは最早闘いではなかった。一方的な乱馬の攻撃にクリスは為す術もなく攻撃を食らっていた。
 倒れこむクリスの首を乱馬は片手で掴むと、そのまま高く持ち上げた。その口元には笑みすら浮かんでいた。

「フーーーーーッ!グルルルルルッ!」

 口から漏れる呼吸音が人外のものを感じさせる。そして乱馬の行動は今まさに人を殺めんとしていた。クリスは既に意識を失う寸前にまで達していた。

「せぃっ!」

 突如早雲の攻撃が乱馬の頭上を翳めた。その拍子に乱馬の手からクリスの体が解き放たれた。
「事情はわからんが私でも時間稼ぎくらいにはなるだろう。早乙女君、後は任せた!」
 早雲はそう言って乱馬に対立したが、力の差は歴然としていた。ただでさえ普段の乱馬は早雲の力量を上回っているのだ。この状態の乱馬は普段よりも遥かに強いことは明白であった。
「お父さん、あたしも助太刀するわ!」
 さっと早雲の隣に立って構えるあかね。
「危険だあかね、おまえは下がっていなさい!」
「あたしだって天道家の娘よ。気を引き付けるくらいできるわ。それに今は乱馬をどうにかするのが先決よ!」
 これ以上は言っても無駄だと判断したのだろう。早雲は何も言わず、正面の乱馬に向き合った。
「油断するなよ、あかね」
「わかってるわ」
 早雲とあかねが乱馬に向き合っている中、玄馬は倒れていたクリスを引き起こした。
「事情は後で話そう。今は乱馬をとめる事が優先すべきことだ。気絶させればとりあえずこの場は収まる。できるかね?」
「あ、ああ。OK、やってみよう。この体じゃもって一撃が限界だろうけどな」
 フラフラと立ち上がったクリスはなんとか意識を保ちつつ右拳に気を集中させた。

「ぐあぁ!」
「きゃぁ!」

 その場に倒れこむ早雲とあかね。今の乱馬は目の前に移る全ての者を敵とみなし襲い掛かってきた。
「準備はいいか?クリス君!」
 玄馬の言葉が投げかけられる。クリスは無言で頷いた。
「天道君、あかね君、頼む!」
 言葉を交わさずとも玄馬の意図を理解したのか、二人は瞬時に乱馬の半身にしがみ付いた。
早雲が左半身、あかねが右半身をがっちり押さえ込んだ。
「グゥゥゥゥゥッ!」
 暴れる乱馬。しかし渾身の力を振り絞って二人はその手を緩めようとはしなかった。しかしその凄まじい力に振り回され、そう長くは抑えられないと確信した。
「早乙女君……」
「おじさま……早く……」
 玄馬は走り、乱馬の前に立つと腰を沈めた。
「久しぶり故にできるかどうか……」
 グッと右拳を握り締め、踏み込みと同時に放たれた。その一撃は乱馬に触れると同時に爆発した。

 ボウッ!

 さきほどのクリス技と全く同じ技を玄馬がやってみせた。炎が乱馬を包み込み、早雲とあかねは瞬時に手を放した。勢いはそれに留まらず、後方へ後ずさる乱馬。そこを待ち構えていたのはクリスであった。
「はぁっ!」
 更なる一撃を立て続けに喰らい、さすがの乱馬もその場に昏倒した。

 ブスブスブス

 先刻同様燻るように倒れる乱馬。限界が来たクリスも同じように倒れこんだ。その場で言葉を発するものは誰もいなかった。



―――居候の間―――

「……ここは……?」
 目を覚ました乱馬が周囲を見渡す。そこには見慣れた風景があった。
「気がついたか……」
 玄馬が重々しい口調で乱馬に呟いた。
「俺は一体―――」
 乱馬にはクリスとの勝負の後の記憶がない様子であった。
 玄馬は乱馬に起きた出来事を全てありのままに話した。
「俺が……?」
 頷く玄馬。こんなときに冗談を言う人ではないと乱馬もそれは理解していた。
「あいつ……クリスは?」
「今は小乃接骨院で大事をとっている。見た目よりも重症だったのでな」
 その言葉に黙ってしまう乱馬。その沈黙を破るように早雲、あかね、のどかの三人が部屋を訪れた。理由を知っているようなのどかを除き、早雲とあかねは問い詰めるように玄馬に訊いた。
「先刻の乱馬君の状態、早乙女君は何か知っているようだったが、よかったら聞かせてもらえるかい?」
 早雲の質問には全ての疑問が込められているように感じた。玄馬も予想をしていたのだろう、驚く様子も見せずに語りだした。
「全ては早乙女家に流れる血が関係している」
 一言言うと玄馬は黙ってしまった。しかしそれだけでは何のことか理解できなかった三人は再び玄馬に問おうと思った。しかし玄馬は少し話をそらして言った。
「クリス君が来たのは偶然だったが、彼の使う武術に大いに関わっているのだ」
 クリスが早乙女家の血縁に関係していることは乱馬にも知らされた。だから乱馬には疑問しか残されなかった。
「その武術と俺の原因不明の行動がどう関係してるんだ?」
「彼の使っていた技、あれは紛れもなく『早乙女流古武術』の技だ」
「「「『早乙女流古武術?』」」」
 初めて聞くその単語に乱馬たちは疑問を抱いた。聞き間違え出なければ『無差別格闘早乙女流』ではなく、『早乙女流古武術』と言ったのだ。
「左様、元は千年以上昔から伝わる殺人拳、時代と共に名称を変えつつ受け継がれてきた一子相伝の武術だ。そして本来はわしが継ぐはずであった……」
 『殺人拳』その言葉にゾッとする乱馬とあかね。確かに現在護身術とされている格闘技も、元は『人を殺める武術』として発展したのだ。今日のような平和の時世には殺人術などとは縁がないと言っても過言ではないからだ。
「ただ一つ違っていたのは、この武術、元は人に対してではなく、妖怪に対しての武術として発展してきたものだ」
 玄馬の話によると、はるか昔は妖怪があらゆる地を支配していた。人間同士の戦いよりも、人間対妖怪の諍いの方が多かった。現在でも多少なりとも妖怪はいるが、その存在は歴史上から抹消されている。それは現代において妖怪の数が昔に比べ遥かに減ったのと、妖怪自体も人間と過度に接する機会もなく、人は人で妖怪の存在を信じなくなったからだ。
「早乙女流古武術の技は過酷な修行次第では習得できる。しかし先ほどの乱馬の状態、あれは内なる力に暴走し、周囲を破壊しつくすという早乙女家の血筋にまれに起きる危険な状態だ」
 ゴクリと喉を鳴らす乱馬。周囲も静まり返っていた。
「俺はどうなる……?」
「我々の御先祖様は魔となりて、魔を滅ぼす武道家の一族であった。おまえもその血を引いておる。それが先刻の暴走の原因だ。乱馬、おまえの力が及ばねば、おまえは内なる鬼に体を乗っ取られ、周囲の者全てに敵意を持つ妖魔となる」
 暴走時の乱馬には意識がなかったものの、その状況を聞くと乱馬は恐ろしく思った。クリスだけでなく、早雲、あかねにまで殺意を剥き出しにして襲い掛かったのだから無理もなかった。
「あなた、乱馬をあの人の所へ連れて行くべきですよ」
 のどかが玄馬の袖を引っ張りながら言った。しかし玄馬は視線を逸らした。その顔は凄まじいほどに引きつっていた。
「あの人?」
 乱馬には何か手立てがあるのだと関心を持った。答えない玄馬の変わりにのどかが代わりに答えた。
「ええ。早乙女流古武術の正統後継者であり、この人の御父上、あなたにとっては祖父にあたる人ですよ」



―――翌日―――

 乱馬は祖父、『早乙女禅馬』に会う決意を決めた。玄馬によると、武術においては情け容赦ない人であり、何度も死の境を彷徨ったらしい。
「そんなにも厳しい方なのか……しかし早乙女君、何故君はその武術を受け継がず、『無差別格闘早乙女流』を―――」
 早雲の疑問に玄馬は自嘲の笑みを浮かべて答えた。
「確かに武道家の高みを目指すわしにとって早乙女流古武術は理想であったかもしれん。しかし今の時代に『殺人拳』は必要ない。ならば人を活かす武術、『活人拳』として新たな武術を友と作り上げたい。そう思ったのだ!」
「早乙女君……!!」
 玄馬の言葉に感動したのか、目を潤ませながら玄馬の手をガッチリととる早雲。すると横でのどかが呟いた。
「……御義父様の修行に耐えられなくなって逃げ出したんですよ」
 のどかの話によると父の辛い修行に耐え切れず、二十歳前後の頃逃げ出したのだ。しかし学はなく、食い繋いで行くには武術の道しかなく、放浪の旅を続ける中、そこで早雲と出会い、八宝斉に弟子入り(誑かされた)することになったのだと言う。
「さ……早乙女君……」
 先ほどの感動はどこへやら、涙を流しながら恨みがましく玄馬を見つめる早雲。玄馬はそ知らぬ顔で知らん振りしていた。
「の、のどか。その話をどこで……」
「あら、私は御義父様に度々お会いしていましたよ。あなたが乱馬を連れて修行の旅に出かけた後もお世話して頂いたものです」
 ますます行き辛くなった玄馬。のどかが乱馬を連れて行ってくれと懇願する彼に、妻、のどかはあっさりとその申し出を却下した。


「あたしも……あたしも連れて行ってください!」
 あかねが同行に申し出た。しかし乱馬はそれをよしとしなかった。
「けっ、遊びじゃねーんだ。女連れて行けっかよ!」
 あかねは顔を顰めた。乱馬は修行のときもそう言ってあかねの同行を何度も断った。その度にあかねは自分が『守られている存在』であることを認識し、乱馬に足手まといに思われているとさえ思った。
 乱馬としては貧力虚脱灸を受けたときと同じく、『氣』が使えない今の状態を見られたくないのと、そして力の制御ができず暴走してしまう危険性からあかねを遠ざけたかったのだがその意図はあかねに伝わらなかった。
「あたしが……女だから?乱馬みたいに強くなれないから……?」
 女の体は男と違って筋力も劣る。女でありながら武道家の血筋を引き、且つ武術に励むあかねとしては強くなれないということは酷なことであった。
 悔しそうに唇を噛み締めるあかね。乱馬はその姿を見て狼狽した。
「ば、ばか……ちがうって!」
 あかねのこういった表情は何度も見ているとはいえ、乱馬にとっては苦手なものに変わらなかった。上手く伝えられない乱馬に代わってのどかが言葉を発した。
「あかねちゃん、乱馬がいつさっきみたいになるかわからないのよ?現にあかねちゃんにも襲い掛かったでしょ、だから――――」
 だから諦めろ。そう続くのだと理解したあかねは黙って俯いた。それを見た乱馬は辛い気持ちが押し寄せたが、あかねを危険に巻き込まないためにこれでよかったのだと納得させた。
「だから……覚悟はある?」
「え……?」
「おふくろ!?」
 のどかの言葉は誰もが予想だにしなかった。てっきりあかねを諦めさせるのだと思っていたのだから当然だ。
「おばさま……」
 驚いたように聞き返すあかね。のどかは微笑みながら、それでいてしっかりとした口調であかねに言った。
 あかねは驚きの表情の後、のどかの眼をしっかりと見つめながら頷いた。
「……はい!」
 あかねが決意を表したので困ったのは乱馬である。
「お、おいおい、おふくろ……」
 乱馬が狼狽していると、のどかは乱馬のほうに向き直った。
「今の乱馬にあかねちゃんはきっと必要よ。それに女だから男よりも武道に向いていないというのは間違った解釈よ。それを証明するには一緒に付いてきてもらった方がいいのよ。あかねちゃん自身の目で確かめてほしいからね」
 乱馬はまだ納得がいかなかったが、のどかのどこか自信に満ちたその言葉に黙って従うことしかできなかった。


―――山中―――

 電車を乗り継いで更にバスで数時間、そこから徒歩で山を登っている。人の手を介していない山であり、自然に囲まれていると言えば聞こえはいいが、逆に人が本当に住めるのかどうか怪しいほどに山奥であった。そこを乱馬達は登っていった。
「親父〜〜、本当にこんなとこにいるのか、俺の爺さんとやらは―――」
「パフォパフォ!『文句言ってないで黙って付いて来い』」
 パンダになった玄馬はのどかを背負いながら器用にプラカードで文字を書いて乱馬に見せた。何故パンダになっているかというと、玄馬は父とはもう20年以上姿を出していないので今更顔を合わせたところで殺されるのがオチだと言うのだ。しかし会わねばのどかに殺されてしまうのでやむをえずパンダの姿で凌ぐ事にしたのだ。
「……ったく。――ん?」
 溜息を吐いた乱馬は川が流れているのを見つけた。日が落ちる前に山を登らねばならないのでゆっくりすることはできないが、水を確保するのは大切である。乱馬は玄馬たちに先に行ってもらうことにし、人数分の水を確保するべく水筒を持って川に近づいた。

 ツルッ―――バシャーン!

 近づいた瞬間乱馬は川に落ちた。どうも石に付着した苔(コケ)に滑ったようだ。
「……やっちまった。うひぃ〜〜冷てぇーーー」
 女の姿に変貌したらんま。いつものことなので慌てないが、水で重くなった服をギュッと搾り、水筒で水をすくっていった。
「ん?」
 上流の方で何か動いたのを見たらんまはそのまま目線をそちらに向けた。
本来なら人の気配とかを感じる乱馬だが、『氣』が扱えない今、気配すら感じ取ることはできなかった。
「人か?こんなところに……」
 眼を凝らしてみると、それは熊と見紛うほどの大男であった。眼を悪くしているのか、左目には刀の鍔で拵えた眼帯がしてあった。その男もらんまに気付いたのか、視線をらんまに向けた。

 ゾクリ

 突き抜けるような衝撃がらんまの体を通った。殺気があったわけではない。いや、例え殺気があったとしても、今のらんまには感じることもできないのだからどちらでもいい。しかし、らんまは体を一瞬引き攣らせ、水筒を川に落とした。
 男はらんまを一瞥すると、魚を持って背を向けて行ってしまった。どうやら食料の確保に来ていたらしい。
 男が去った後、らんまは正気に返った。浮かんで流されそうになっていた水筒を慌てて拾い上げると、安堵の溜息を吐いた。
「なんだったんだ……今の男……」
 一言呟くと、らんまは視線が合った時の状況を思い出した。
(目が合っただけなのに……殺されるかと思った……)
 ひょっとしたら気が戻ったのか。そう思ったらんまは目を閉じ、静かに体の流動に身を任せてみた。しかし、気を操ることはできなかった。
「気のせいか」
 らんまが首を振り、気を取り直したところでやや離れたところからあかねの声がした。
「らんま〜〜〜?いつまで水汲んでるのよ?」
「っとと、いっけね」
 思い出したように水筒を抱えてらんまは走り出した。
「あんた、びしょ濡れじゃない!女になってるし……何かあったの?」
「いや、滑って落ちただけだ。何も問題ねーよ」
 らんまはそう言うとあかねと共に再び山を登り始めた。
 一瞬、らんまは川の奥、上流の方を見つめた。
「日が暮れる前に早く行こうよ。おじさま達も先で待ってるよ」
「ん、ああ……」
 再び歩を進めるらんま。これから起こる困難に立ち向かうように、一歩一歩確実に進んでいった。

つづく





一之瀬的戯言
 ここで掲載止まって八年!
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