◆「上手な育て方」
HAるさま作



俺はな、最初からお前のこと気に食わなかったんだよ。
あかねの愛情を一身に受けやがって。
で、今度はそんなんであかねの気をひくつもりなんだろ、魂胆みえみえなんだよ。
「乱馬、何してるの?」
振り向くと不思議そうに俺見ているあかねがいた。
「別に・・・・」
「あっあ〜〜!!お花が咲いてる!」
あかねは俺を跳ね除けて、あいつのところへとんで行った。
「すごーい、綺麗〜」
嬉しそうにあいつに微笑む。
俺の前ではそんな顔滅多にしないくせに、あいつにはやたらと笑いかける。
「花なんて、すぐに枯れちまうんだよ。」
そう言った俺の顔をあかねは怒ったように見て、言った。
「嫌なこと言うわよね、あっちの乱馬は。気にしちゃ駄目よ、ランマ。」
は?
「ランマ?」
「そう、ほらお花って名前付けて可愛がってあげるといいっていうでしょ?だからランマってつけたの。」
あかねは俺に向かってそう言い、微笑んだ。

ランマ・・・・・あかねの愛情を受けるランマ・・・・・
俺はランマの花見て、初めて素直に綺麗だと思えた。








作者さまより
短いっ!しかもこれがはじめて書いた乱あ・・・・
植物にまで焼きもちやいて大丈夫なの?とツッコミは入れないでやってください(笑


いや、この話を是非発展させて花ランマと乱馬の話なんぞ妄想して作ってください・・・とねだってみる(一之瀬けいこ)




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