潜ム視線
半官半民さま作



「アカネ」
「キミハ、ボクノモノダヨ。カワイイキミノエガオハスベテボクノモノダヨ」
「アイシテルヨアカネ。ボクハイツモキミヲミテイルヨ……」

 あかねがそのえたいの知れない視線を感じるようになったのは3日前のことだった。家でも、学校でも、その視線はあかねにまとわりついた。じっとりと、全身を舐めまわされるような湿った視線。暗闇から来る、ぞくりと肌があわ立つ負の波動。一人になった帰り道で、あるはずのない空き缶がいきなり転がってきたり、通り過ぎた後の街路樹が故意に音を立てたりする。生来気の強いあかねは、視線を感じた方向に物を投げつけてみたり、気配を追いかけたりして何とか正体をつきとめようとした。しかし、その視線の正体は庸として知れなかった。
「なあ、おまえ最近かりかりしてんじゃねーの?」
あかねの様子を不審がって乱馬が尋ねてくる。あかねは確かに感情の起伏が少々激しいが、こんなに不安定になることはない。いつもと違うあかねの様子に、乱馬は少しとまどっていた。
「だって、いやな視線感じるんだもん。」
あかねが乱馬に不安そうな顔を向ける。その表情に真剣さを感じはしたものの、あかねが大げさにこわがってるだけで、たいしたことあるまいと乱馬はいつものように茶化した態度をとる。
「ばーかおまえ自意識過剰だよ。だれがんな寸胴女見たがるかっての。」
あかねがぷうとむくれる。
「なによ! 本当なんだからしかたないでしょ!」
乱馬がきょろきょろとあたりを見回した。
「でも、おれは何も感じねえぜ。にぶいおまえが感じておれが感じねえってことねーだろ?」
あかねが言葉に詰まる。確かに乱馬が気配を感じる力はあかねよりずっと鋭い。
「だ…だって、あんたが一緒だと視線消えちゃうのよ。」
あかねが小さく言う。事実である。学校に行く時も、帰る時も、家でも乱馬と一緒だとそのねめつけるような視線はなりを潜め、消え去る。一度として現れたことはない。しかし、乱馬と離れている時は決まってこの視線が周囲にまとわりつく。
「なーんでえ。おまえひょっとしていつも一緒にいてって言いてえのかぁ?」
ニヤニヤ笑いながら乱馬が言ったのと、その脳天にポットが振り下ろされたのは同時だった。足音荒くあかねが部屋から出て行く。乱馬はポットを頭にめり込ませたまま、しばらく気持ちよさそうに気絶していた。

「アカネ。ソノオトコ、ダレダイ。ボクトイウモノガアリナガラ、ナゼキミハソンナオトコノソバニイルンダイ?」

「ねえ、あかね。何か心配事でもあるの?」
教室でもため息をつきがちなあかねに、心配した友人が声をかける。あかねは慌てて首を振り、友人に無理な笑顔を向けた。
「ううん、なんでもないの。ぜんぜん平気。」
友人たちはあかねの笑顔を見て安心したらしく、たわいもない話を始める。あかねも相槌を打ちながら話に耳を傾けていた。しかし、ふいにあかねの背筋をぞくりとした悪寒が駆け上る。またあの視線だ。あの視線が自分を舐め回している。ばっとあかねは立ち上がった。
「え……ちょっと、あかね!どこ行くのよ!」
友人たちの声を背中にして、あかねは教室を飛び出した。ざんと校庭に立ち、あかねは周囲を睨み回しながら鋭く叫ぶ。
「誰!いいかげんにして!」
視線がからかうように歪められたと思った時だった。強く温かい気配があかねのすぐ傍に現れる。
「……乱馬。」
乱馬の急な出現に、まるで舌打ちするように視線は希薄になっていった。
「おまえなにわめいてんだよ。みんなが心配してるぜ。」
あかねの隣で乱馬はぼやくように言った。が、ぴくっとその動きが止まる。表情が険しくなる。鋭い視線がフェンス際の茂みへと走った。鍛え上げられた細身の体が即座に動く。野生の豹のようにしなやかに躍動し、茂みの上空から踊りかかる。
「正体を現せよ!」
しかし、手ごたえはなかった。乱馬が蹴りつけたのはビデオカメラに携帯電話が装着されたもの。
「……なんだ、これ。」
あかねが駆け寄ってくる。乱馬が手にしたその機械を不思議そうに見た。ただの電話とカメラだった。あの、いやらしい視線は感じられない。
「これ……が、あの視線の正体だったのかしら。」
腑に落ちない。あかねにはどうしても誰かが自分を見ているとしか思えなかった。機械の無機質な感じではない。あの生々しさは間違いなく生きた人間のものだ。乱馬がぐっと手に力を込める。カメラはバラバラに壊れた。
「こんなんで盗み撮りなんかする奴にろくなのはいねえ。ったく冗談じゃねえぜ。」
あかねを撮られていると思った乱馬は、機嫌悪くその残骸を茂みの中へと叩き込む。そしてあかねを振り返った。
「やっぱ、気ィつけな。」
それだけ言い残すと乱馬は軽く身を躍らせて校舎へと向かう。あかねがその後を追った。
(いやな予感がする……)
二人は同時にそう思った。

「キケンダ……アノオトコ、アカネノソバニオクノハキケンダ……」
黒い影がフェンスの外からじっと二人の後ろ姿を見ていた。

 課業が終わる。下駄箱の前で靴を履き替えているあかねの後ろから乱馬が声をかけた。
「あのよ……おれ、今日居残りしなくちゃなんねーんだけど……」
成績不振の乱馬は、学校側の救済処置として時々居残りすることにより何とか単位を修得している。いつものことと笑って頷くあかねに、乱馬は歯切れの悪い言葉を続けた。
「その……」
「なによ。」
「だから……寄り道すんなよ……」
気をつけろ、と言いたかった。いや、自分が帰る時まで傍で待っていろ、と言いたかった。あのいやな予感がどうしても拭えなかった乱馬は、あかねのことが気がかりだった。しかし言葉に出さない乱馬の裏の気持ちを、あかねは知る由もない。
「ちゃんとまっすぐ帰るわよ。あんたはしっかり勉強するのよ!」
からかうような笑顔といっしょにそう言い残し、あかねは正門の外に消えた。
「早・乙・女くん!」
あかねの後ろ姿を見送っていた乱馬の背後で、いきなり教師の声がする。
「はやく教室に来なさいっ!」
そのまま乱馬は、教師数人に強制連行された。

「アカネ……キミノホントウノコイビトガダレナノカ、キミニオシエナケレバナラナイネ……」

 あかねは家路を急ぐ。閑静な住宅の路地にさしかかった。ふいに、内側から神経を撫で上げるいやな感触があかねにまとわりつく。ぞくりと肌があわ立つ。あの視線だ。しかも……近い!あかねが立ち止まる。拳を握り締めた。すっと足を開き、構える。
「……出てきなさいよ。もういい加減、イライラするわ!」
かたん、と、あかねの背後で小さな音がする。はっとあかねが振り返る。その目の端を黒い影がかすめた。走り去る。あかねが追いかける。
「待ちなさい!今日こそ正体を暴いてやる!」
影は逃げ続ける。頭に血の上ったあかねは、影に路地裏へ誘い込まれていることに気がつかなかった。ブロック塀に囲まれたそこで、ようやく影は立ち止まる。あかねは、間合いを取った位置でぎらりと影に対峙した。
「観念したようね。」
「観念?」
低くつぶやいたかと思うと、影は着ていた黒いパーカーを脱ぎ捨てる。現れたのは、鍛えた体躯をした若い男。しかし、あかねを見るその眼つきは、獲物を前に舌なめずりしている蛇そのものであった。湿った、まとわりつく視線。本能的な嫌悪感があかねの背筋を駆け上る。しかしあかねは、気丈に男を睨みつけた。
「これ以上、あたしをつけ回すのは止めて!」
男が唇の端をゆっくりと歪め、いやに優しそうな顔であかねを見た。
「つれないね……それが恋人に言うセリフかい?」
思いもかけなかった言葉を耳にして、あかねが目を見開いた。見る見るその顔が怒りに染まる。
「誰が恋人よっ!へんな言いがかりつけないで!そういうの嫌いなんだから!」
「ダーメ♪ ぼくをほっといてあんな男の傍にいる君に、今日はお仕置きしちゃうよ。」
男の姿が急に目の前に現れる。間一髪あかねはかわした。あかねの後ろにあったブロック塀に亀裂が入り、がらがらと崩れる。戦慄が、ぞくっとあかねの背を走った。そのスピードとパワーは、普通の人間の持ちえるものではなかった。
「やっぱりあかねはできるね。でも、ぼくは君より強いんだよ。」
低く構えたあかねを前に、楽しそうに男が言う。あかねの顔を冷や汗が伝った。
「だから力尽くで、君を抱いちゃおうかな♪」
その言葉に、吐き捨てるような嫌悪感があかねの体中に充満する。最大の軽蔑を込めて男を睨んだ。だが、男は酷薄な笑いを唇に浮かべ、あかねに拳を突き出す。上段払いで男の手を振り払ったあかねだが、次に迫る膝蹴りを防げなかった。
「きゃあああっ!」
ブロック塀に叩きつけられたあかねが、ぐったりとなる。打たれた唇が切れて、血が一筋流れ落ちた。
「あかね……ようやく君をぼくのものにできるんだね……」
男がゆっくりとあかねに近づいて行った。

 ぴくん、と乱馬が反応する。居残りの教室内で散々教師たちに悪態をつかれながら、ようやく最後の問題を解こうとしている矢先だった。
(あかね?)
見る見るその表情が硬くなる。乱馬の勘が、あかねの危機を彼へと伝える。ふいに立ち上がり、窓のサンへ躍り上がると、乱馬は一気に外へ飛び出した。
「こらあ早乙女くん!まだ最後の問題解いてないわよーっ!」
教師の声など耳に入らない。軽く跳躍し壁を越え、屋根の上へと駆け上る。胸の奥がきりきりと痛んだ。舌がざらつくような危機感が体中に警報を鳴らしている。言いようのない胸騒ぎが乱馬を駆り立てている。あかねのことが酷く気にかかった。
(あかね、あかね、どこだ!)
必死で乱馬はあかねの気配を求める。心の中で叫び続ける。
(あかね、おれを呼べ。あかねーっ!)
風を切り、乱馬は疾風さながらに走り続けた。

 あかねが薄く目を見開く。あの男の顔が目の前にある。
(……乱馬……来て……)
受身ができないほどの強い力で叩きつけられた体は、思うように動かなかった。勝ち誇ったようにのしかかってくる男を振り払えない。
(……助けて……乱馬……)
このまま、こんなところで、こんな男に好きにされるなんて。嫌悪と恐怖が交互にあかねの心を蝕む。必死で抵抗を続けながらあかねは、この窮地から救い出してくれる男の出現を、ただひたすら待った。
(……乱……馬……)
容易に動かない体を必死に動かし、痛みに顔を歪めながらもあかねは男を睨む。決して、決してその手に落ちはしないと、強く輝く黒曜石の瞳で。しかしあかねのそんな抵抗も、男の劣情を促すだけだった。ぐびりと男の咽喉が音を立てる。
「いいね……あかねのその表情。全部ぼくが……」
「いやっ……乱馬っ……!」
上着を引き裂かれかけ、あかねが嫌悪のあまり叫んだ。その声が必死であかねを捜し求める乱馬の耳に届く。
「……あかね?」
流れ落ちる汗をぬぐおうともせず、乱馬は夢中であかねの声のした方向に走った。現場にようやくたどり着いた乱馬の目に飛び込んできたのは、今にもあかねを凌辱せんと襲いかかっている男と、押し倒されて、抵抗を続けているあかね。その男を蹴散らそうと乱馬は飛び込みかけ、あかねの顔を凝視する。その唇の端にはっきりと、あかねが流した赤い血を見た。

強い力が乱馬の心臓をわしづかみにした。こめかみから血が引いていくのがはっきりとわかった。冷たい汗が頬を流れ、足元に落ちる。握り締めた掌が震え、汗が噴出す。咽喉はひりつき、かすれて声が出ない。胸が苦しい。息ができない。視界が暗くなる。見開かれた目に唯一映るあかねの血の気を失った白い顔が、歪められた瞳が、小さな唇が苦しい息を吐いた瞬間、乱馬の全身を激しい怒りが貫いた。

「きさまぁぁああーっっっ!!!」

不意に、渦巻く闘気がその場に飛び込んだ。あかねの服に手をかけた男が振り向いた瞬間、容赦ない拳がその顔面に炸裂する。ぐしゃりと、鈍い音がした。男の歯が数本、血飛沫を上げ折れ飛ぶ。あかねを押さえつけていた重い体は宙を飛び、ブロック塀へと激突する。しかし、奔流する乱馬の力は男を叩きつけただけではおさまらず、ブロック塀に亀裂を走らせ、音を立てて破壊した。
「う……」
瓦礫から身を起こそうとした男の目に、向かってくる乱馬の姿が映った。まるで全身から怒りの炎を噴出しているかのようなその形相の凄まじさに、男の顔が恐怖に引きつる。
「ひっ!」
慌てて両腕で頭を抑えた男の目の前で乱馬の姿が消える。刹那、今度は背中に強烈な衝撃を受けた。乱馬の容赦ない攻撃を2度もその身に受け、男が意識を手放しかける。しかし乱馬は許そうとしない。男の胸倉を掴むとぐいと引き上げた。男が薄く目を開く。目の前に、射抜くように自分を睨みつけている、燃えたぎる2つの目があった。
「てめえよくも……よくもあかねを……絶対に許さねえ!」
男の下方から衝撃波が迫る。顎を打ち抜いた。男の体が宙に舞い、どさりと地面に落ちる。うめく男の肩を、乱暴に乱馬は引き上げた。
「まだくたばるんじゃねえっ!」
男の顔が恐怖に歪む。目の前にいるその男に殺されると思った。
「……乱馬っ!」
よく透る、澄んだ声がその場に響いた。思わず振り向いた乱馬の目の前で、あかねがふわりと立ち上がる。そして、荒れ狂う乱馬の心を静めるように微笑んだ。
「乱馬……もういいわ。」
その柔らかな笑顔に溶かされるように、乱馬の表情からきつい怒りが消えてゆく。男の肩を掴んだ乱馬の手が離れた。支えを失った男の体が地面へと投げ出される。静かに乱馬はあかねに歩み寄った。そっとその肩に手を置く。あかねがきらきらと光をはじく瞳で乱馬を見上げた。安心したような、泣き出しそうな複雑な表情で乱馬はあかねを見る。乱馬の端正な眉が苦しそうに歪む。いつもは自信に満ちた光で強く輝く乱馬のまっすぐな瞳も、今は悲しくくすんでいた。あかねの白い顔は、血と泥で汚れていた。引き裂かれかけた汚れた服。乱れた髪。すんでのところだった。自分があと少し遅れていたならば、自分の大事な宝は、他の男の手にかかって砕け散るところであった。なぜあかねから目を離したのだろう。悪い予感がしたのに。あかねがずっと何かに怯えていたのは知っていたのに。なぜ、あかねを一人にしてしまったのだろう。こらえきれない悔しさと哀しさが胸の奥から込み上げてきた。ふいに乱馬は下を向く。あかねが不思議そうに声をかける。
「乱馬、どうしたの……?」
肩に置かれた手にぐっと力が入った。乱馬の肩が小刻みに震えている。押し殺した声がかすかにあかねの耳に届く。
(……乱馬……もしかして、泣いてるの……?)
(ごめん……ごめん、あかね、おまえをこんな危険な目にあわせた……おまえが怪我した……傍についてさえいれば守りきれたのに……あかね……ごめん……)
震える乱馬の肩を見ながら、あかねが切なく微笑んだ。なぜ乱馬が泣いているのか、あかねにはわかるような気がした。そっと手を伸ばす。細い指が乱馬の頬に触れる。小さな掌が、両側から乱馬の頬をふわりと包んだ。
「あたしは……信じてるの。あたしが危ない時いつも守ってくれる強い腕を。そしてそれを持つ人を。必ず助けてくれるって思うから……だから……何も怖くないの。」
乱馬が顔を上げる。涙のこぼれ落ちた顔がじっとあかねを見つめた。その赤くなった瞳を見上げてあかねが鮮やかに笑う。何ものにも変えがたい愛らしい笑顔で。
「ありがとう……乱馬。」
乱馬にはそれで十分だった。

男は、病院のベッドで目覚めた。看護婦が声をかける。全身の打撲と骨折で1ヶ月は入院しなければならないらしい。
「あなたをここへ運んでくれたのは、お下げ髪の男の子と、女の子よ。」
男の表情が変わる。
「名前を聞こうとしたら、すぐに帰ってしまったけど。」
男の右手がぎりっとシーツを掴んだ。あと少しであかねを手に入れるところだったのに、失敗して、病院送りにされてしまった悔しさが拭えなかった。膨らんだ妄想はあかねが自分の恋人だと思い込ませ、思いつめた恋心は歪んだカタチとなってあかねに襲いかかった。しかし、どうやら自分はあかねの運命の相手ではなかったらしい。痛む体が乱馬の怒りの凄まじさを否応なく男に思い起こさせる。
「あんなものすごい男が守ってるんじゃあ、しかたないか……」
ひとりごちて男は、ゆっくりと布団を被った。








作者さまより

えーみなさん、ご退屈さまでした。
初投稿なんでわけわからん表現多々あるかと思いますが、どうぞご寛容くだされ。
「傷ついたあかねを見て逆上する乱馬」と「乱馬の逆鱗であり制御装置であるあかね」を身の程知らずにもサスペンス風にやってみたかったとです。
しかし乱馬ほとんど描けてない……ぜんぜんなってないっすね……
今後精進いたしますので、ご意見などいただけると嬉し泣きします。うおおん。


 乱馬至上主義の私にはこたえられないほど、素敵な作品でしたので、ノックダウン!
 こういう状況をを「以心伝心」と言うのでしょう・・・事前に危険を察知するなんて・・・心で繋がってるんだなあ。


 なお、こちらが作品が乱あネットの中で、完成度の高い濃厚な作品を生み続けている半官半民さんの処女投稿作です。
 この作品をいただいた時は、本当に驚きました。また一人、強力な新人が登場したぞ!とぞくぞくしたのを覚えております。
 まさに、疾風怒濤のようなネット登場でした。

 こちらのあとがきから推測できますように、初めていただいたメールはまだ完全なる「半語」ではなかったです。・・・もっとも、その片鱗は覗いていました。
 半さんがその後、どのような作品を展開されるに至ったかは、私がとやかく言うまでもないでしょう。
呪泉洞はまさに、彼の初期作品の宝庫です。




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