第一巻  (露出度 ★)
★運命の出会いは鎖骨シーン
 
 男乱馬とあかねの初対面は天道家の風呂場。
 一頁ぶち抜きのご対面は、もちろん、ご両人の鎖骨がばっちりと。
 「乱馬とあかねはそれぞれの鎖骨に一目惚れ…」なんて訳はありませんが、劇的な出会いであったことは言うまでもないでしょう。
 あかねちゃんのロングヘアーがさりげなくかかる鎖骨も私は好きです。
 乙女の鎖骨の清廉さと、少年の鎖骨の美しさ。
 あ、でも、原作初期の乱馬は、身体があまり筋肉質ではありません。胸板も厚くはなく。連載を重ねてゆくごとに、彼の肉体も鎖骨も育っていったのでしょうか?精神面はかえって後退しているかもしれませんが。
★乱馬の黒ラン
 
 乱馬と言えばチャイナ服。そう思う人が多いでしょう。
 しかし、鎖骨マニアの私には「黒ランニングシャツ」とあえて力説。
 俗に言う「乱馬の黒ラン」の初出典は「PART6 心も体も」です。九能に夢で迫られるという悪夢から覚めた彼が黒ランです。
 ちなみにランニングシャツに関しては、「PART3 男なんか大嫌い」です。
 首までびっちりと詰襟のように閉じられたチャイナ服の乱馬より、やっぱり黒ランが好きです。夏場は首まであるチャイナ服では暑苦しいのか、黒ラン愛用が多いように思います。やっぱり、夏は光る汗が溜まる「鎖骨」を美しく際立たせるランニングシャツ!これに限ります。
 ちなみに、アニメでは黒ランの乱馬は少なかったようです。(まだ調べていないので、詳しく言及できませんが、テレビシリーズでは記憶にないです…。テレビは白ラン(薄い水色)が主流でした。OVAの乱馬が濃い色のランニングだったのが印象的でしたが。
★はみ出し鎖骨キャラ その1 九能帯刀
 
 九能ちゃんも鎖骨キャラだと思います。彼の正装は「剣道着」。その胸元からちらりとのぞく鎖骨。
 一巻にて、乱馬と初めて対峙したときも、剣道着でした。制服を着用していることもあるのですが、剣道着の彼が多いのは彼が剣士であるためでしょう。
 剣道に詳しい友人によると、剣道着はあまり洗わないものだそうです。だから、物凄く臭うらしい。私も大学の体育授業で剣道を履修していたので少しだけかじりましたが、面も胴着もこても確かに臭いました。特にこては皮製なので、余計に臭うらしく、外した後鼻を近づけると卒倒しそうになるとか(笑
 九能ちゃんからは想像できないですが…もしかして、九能ちゃんの鎖骨は臭うのかも?(失礼)
 また、乱馬との対決の中で、急所に蹴りを入れられたときも、ちゃんと鎖骨に入っていました。九能ちゃんの鎖骨の上に乱馬の足跡がくっきりと。やっぱり、鎖骨も急所なのでしょうか?

第二巻(露出度  ★)
★寝る子の鎖骨は育つ?

 第二巻は乱馬に関しての鎖骨の露出度がかなり低いです。
 良牙が登場して果たし状を貰ったシーン(PART3 対決)
 良牙の夜襲(PART7 良牙変身)
 風呂場シーン(PART8 恨んで当然)・・これは女乱馬

 特筆の鎖骨シーンと言えば、寝顔乱馬の鎖骨でしょう。
 枕元に何故「NONNO」があるのかこの際おいて置いて(笑)、乱馬も寝相は良くないようです。あかねちゃんと夫婦になって二人一緒に寝たらさぞかし凄いことになるのかもしれません。寝ていても修行ができるとか。
 また、乱馬はあまり夜更かしもしない少年でしょう。武道家は早寝早起きが基本だそうですから、それも頷けます。
 成長期に良く寝る子ほど、身長はよく伸びるそうです。よく寝る乱馬。きっと、彼の鎖骨もすくすくと育っていることでしょう(笑
 彼の身長は推定で175センチ前後ではないかと勝手に思っています。
 夏場はランニングシャツとトランクス、下着で寝ているんですね。ナルト柄のパジャマも捨てがたいですが、夏場の下着寝着が嬉しい私です。皆様はいかがでしょうか?
 
★はみだし鎖骨キャラ その2 小乃東風

 原作では、前半部しか活躍しない東風先生。
 彼のコスチュームである「作務服」からは常に鎖骨がちらり。大人の香りがします。
 あかねのよき理解者であった東風先生。初恋相手(?)でもあった彼は、原作ではすっと消えてしまいました。かすみさんとの間がどうなったのか、原作では全く言及されていませんでしたので気になるところです。
 アニメでは田舎からお母さんが出てくるというストーリーがありましたが、原作では「若先生」とあかねが挨拶していますので、そこから考えると、代々、東京で接骨院を営んでいたという方が、ごく自然な解釈だと思います。

 この第二巻では、髪の毛を切り落とされたあかねが、想いを断ち切るかのように、東風先生の鎖骨にすがって(?)泣いている場面が印象に残ります。
 清廉な乙女の流す涙。乱馬はそっと扉の外から覗いています。(パンダのおちゃらけが邪魔ですが。)
 この後の夕焼けシーンで、彼はあかねをかわいいと素直に認めています。
 恐らく、この日の出来事を境に、乱馬はますますあかねに惹かれていったのでしょう。彼があかねを「かわいい許婚」として認識したのもこのあたりだろうと思います。
 東風先生への淡い初恋は、この二巻の診察室のシーンで終止符が打たれたようです。初恋を断ち切る時の切なさが迫るシーン。それが鎖骨の上だとなるとなおさらチェックしなければ(笑
 
 

以下つづく



(C) Ichinose Keiko