◆入院中のラフ画◆




2012年2月27日 鉛筆




2012年3月9日 鉛筆



入院中のラフ絵

今冬、脳梗塞に見舞われて入院していた病室でてちてち描いていたものです。

ほとんど自由に動かない右手に、鉛筆を無理やり握らせて描きました。
さらさらっと描いたように見えますが
メチャクチャ時間かけて描いています。
夜、同室のご老人たちが寝静まった頃、てちてちと描いていたものです。
さすがに八時に寝られるかーってな感じで。
最初の病院は午後九時半。
二つ目のリハビリ病院は九時が消灯でしたが、
枕元の電灯はつけていても良かったので
カーテン引いてからもぞもぞ描いていた絵です。


ま、人に見せられる絵を選んで掲載しています。
最初はとても絵とは言えないレベルのものばかりでしたが、
乱馬君を描いている時間は、とっても幸せでした。
筆圧が殆ど無かったので、原画はとても薄いです。
スキャンしたときに補正したので濃く見えていますが…。
ゆえに、後ろのページにある絵までうつり込んでいます。



実はものすごい状況に追い込まれていたにもかかわらず
当人はいたって脳天気でした。
人間追いつめられると居直ってしまうとでもいうのでしょうか?

まだ回復途上です。
どこまで戻せるかは、今もって全く不明です。
不安を抱えてはいますが、やっぱり脳天気に生きています。
深刻になっても仕方ないし…うじうじしているより
笑い飛ばしていたいから。


笑う門には福来る…今の座右の銘です。






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