◇闇の狩人 覚醒編


第三話  比翼連理ミッション



一、

「たく、正気な沙汰じゃないわっ!!」

 あかねは貰った資料に目を通しながら、まだ言い足りぬ文句を吐き続けていた。

「仕様のない人ねえ…。だから乱馬君に、まだまだ蒼いって言われるのよ、あかねちゃん。」

 一番上の姉があかねを見ながらしっとりと笑った。

「結婚式の予行演習だと思って、楽しんで来ればいいのよ。」
 荷物をチェックしながら姉はしきりに手を動かしている。
「でも、何なのよ、このパンフレット。「アンナケ結婚式星開業五十周年記念るんるんハネムーン」って…。人を小馬鹿にしたような企画名よね。」
 はあっと溜息を吐きながらあかねは大判のカラーパンフレットに目を通す。
「でもって、費用は一切かかりません。当社の五十周年企画へお申し込みになられ、厳正な審査の結果選ばれた千組限定の企画です。…なんて。」
「でも、良いと思わない?青い星の海の中で、真摯に迎える愛の誓いの時って…。女の子なら一度は憧れるウエディングベルですもの。」
 かすみは穏やかに言葉を続ける。
「で、いつの間にこんなものに応募していたわけ?「あなた方に当選いたしました。」ってあるからには、誰かが申し込まなきゃ当たらないでしょう?あたしも乱馬もこんなのに応募なんてしてないわよっ。」
 あかねはまだ納得がいかないらしく、ぐちぐちと文句を吐いていた。
「それに、費用は一切かかりませんって…。ただほど怖いものはないって、いつもなびきお姉ちゃんが言ってるじゃない。」

「そうよ、だからあんたと乱馬くんに白羽の矢を当てたのよ。」

 すいっと扉が開いてなびきが入って来た。

「ちゃんと資料には目を通した?」
 と目元が笑っている。
 物凄く不機嫌そうにあかねはこくんと頭を垂れた。
「じゃ、これが指令。極秘事項だから証拠を残すわけにはいかないの。重要データーと共に入れてあるから頭の中に叩き込んでおきなさい。いいわねっ!!」

 そう言って渡されたデーターチップ。あかねはそれを握り締めた。

 その中には驚くべき内容が詰まっている。
 なびきとかすみが部屋を辞してから叩き込んだ詳細の指令とデーター。

「本当に、そんなことが?」
 
 

「今回の指令について説明しよう…。」
 いつものように淡々と始まるアナウンスの言葉。
 それによると、巷で人気のあるアンナケの結婚式場は、今まで何万組ものカップルのハネムーン巡回先として人気を博してきた施設だった。
 この超現実主義な宇宙時代になっても、「結婚」に対する人々の考え方は、古代から変わらない部分もあった。事務的に書類だけでかわされる「結婚」も勿論多々あったが、逆にこんな時代だからこそ「古よりの儀式」とも取れる各種族の結婚式がクローズアップされてもてはやされる風潮もあったのだ。
 特に、今でも宇宙中にたくさん信者が居ると言われている「キリスト教系」的な結婚儀式は、恋する乙女たちの憧れの一つでもあった。特にこの宗教の信者でなくとも、神に愛を誓うというこの儀式は広く一般に受け入れられやすかったのだ。
 このアンナケという木星の一衛星は、二十世紀中頃には発見されていた小さな衛星であったが、宇宙開発時代に来て、とあるノースアメリカン系の実業家、バレル一族が星ごと所有権を持つことになった。かつて木星領事も勤めたことがあるバレル一族は、その財力を持って、この星の美しい地形を利用し、まさに、夢見る乙女たちの聖地とも取れる「結婚式専用」の娯楽施設へと開発したのである。それが約半紀前のこと。
 以来、地球や木星、火星を始め、人間たちが暮らす隅々から、ここで結婚式を挙げようとカップルが殺到するようになっていた。
 「アンナケ・ドリーム・ウエディング」。そう称されたこの結婚式場のメインは、宇宙の創造神へ永遠の愛を誓う荘厳な儀式にあると言われていた。
 あかねも乙女の端くれ。「アンナケ・ドリーム・ウエディング」という言葉は知っていたし、ここで永遠の愛を誓うのも、一つの憧れと思ってグラビアなどを見たこともあった。
 
 だが、今回の指令によると、ここで壮大な陰謀が繰り広げられようとしているという。そんな情報が緻密(ちみつ)に記されていた。
 地球連邦局の極秘捜査の資料によると、ここを開発した木星領事ウイルソン・バレルの孫、ジョージ・バレルはゼナへとその魂を売り渡した裏切り者だというのだ。彼はこの星の施設の現経営者でもある彼は、その娘、アンナ・バレルと共にゼナの闇の窓口としてこの結婚式場を運営していると密告があったのだ。
 単なる行方不明事件と目されている事件が、いくつかその資料には添付されていた。ここ五年間のうちに、この星へと出かけたカップルが数組、神隠しにあったように行方を絶ったいうのだ。いずれも幸せそうにここで式を挙げて、それぞれ帰路に就く途中で遭難事故により、宇宙船ごと行方を絶ったケースばかりだ。
 何も宇宙での行方不明事故は珍しくはなかったが、連邦政府の極秘資料によると、いずれも「ミュー因子を強く持ち、連邦政府に婚姻届をなかなか受理されなかった家系の子息同士のカップリング」というのが事件のきな臭さを物語っている。
 ずっと内偵を続けていた連邦当局が、どういう判断の元に、今回の指令を下したのかは詳らかではなかったが、やはり、背後に最近増えてきた「ゼナ関係」の匂いが漂っていそうなことは確かだった。或いは、ゼナの大物と接触する可能性があるという情報を、連邦軍は掴んだのかもしれない。
 過去に一度だけあかねは乱馬と共に飛ぶ中で、ゼナの関係者と遣り合ったことがあった。ゼナの手の者は殆どが「超能力者」であり、不可思議な力を使う。文字通りの死戦となったのだが、そこで目を見張るような乱馬の強さに、心底、圧倒されてしまったことも確かだ。彼もまた、超能力を秘めているのではないかと思わせるくらいの戦いぶりだった。
 その時の高揚が俄かに甦る。
 ゼナの関与が最初から疑われるケースに出向くのは、あかねにとっては初めてであった。それだけに、必要以上に緊張しているのがわかった。

 一方、乱馬はというと、同じように指令を解析している筈だったが、どこ吹く風と言わんばかりに、何食わぬ顔をして臨んでいた。



二、

「で、何でおめえも俺たちに同行することになったんだ?」
 怪訝そうに乱馬がなびきを見返していた。
「俺とあかねの二人の任務じゃなかったのかよ…。」
 安定飛行に入ってパイロットスーツを脱ぎ捨てた乱馬になびきはふふっと笑いを投げかける。
「まあ、いろいろとこっちにも指令は回ってきていてねえ…。それに、司令官の父さんもあんたたちだけだと不安だっていうから、付き添いを兼ねて来てあげたのよ。」
 と。
 年が一つしか変わらないのに、随分物事にも長けているこの天道家の次姉は、どことなく「ミステリアスな部分」があった。同じ血を受けているあかねですら、計り知れない部分が多かったのである。彼女の得意分野は諜報活動。情報の収集と分析には、並々ならぬ能力を発揮させていた。

「ガキの遠足じゃねえっつーの!」
 乱馬は苦い顔をする。
 
「ほら、追加情報もあるわよ。」

 なびきは乱馬とあかねを前に、自分で集めてきた情報を解説して見せた。

「今回のこの結婚セレモニーだけど…。どうやら、ある細工で意図的に選ばれた人間ばかりをアンナケまでご招待さしあげているようよ。」
「あん?」
 乱馬が怪訝そうになびきに視線を流した。
「つまり、ただで行うにはそれなりの理由があるっていうわけ。膨大な経費を使ってでも、意味があるような…ね。」
「けっ!どんな意味があるってーんだ?こんなふざけた結婚式ごっこにようっ!」
 吐き出すように言葉を投げる乱馬。
「ロマンティックな結婚をエサに集められ、選ばれた人間にはある共通点があるの…。」
「ある共通点だあ?」
「情報から知っての通り、この企画は「アンナケ・ウエディング・パレス」の五十周年記念事業ってことで大々的に宣伝されて抽選で選ばれたことになってるわ。表向きはね。」
「表向きっていうことは何か裏があるってわけか。」
 乱馬の眼光が鋭くなった。
「そ…。連邦諜報局のマザーコンピューターが密かに解析した結果、とっても面白いことがわかった。」
「例えば、カップルにはミューの因子が疑われるとか…。みてえなか?」
 乱馬は吐き棄てるように言った。
「ふふふ、わかってるなら話が早いわ。」
 となびきは乱馬を見返した。あかねはきょとんとこの二人のやりとりを黙って聴くだけに転じている。
「ゼナの動きがここのところ活発化してきていることは、周知のとおりよね。彼らが何をしようとしているのか…。それは、やはりミューの因子を持つ人間を一人でも多く、それも確実に集めることにあるわけ。奴等がどうやって連邦のマザーコンピューターに侵入してデーターを漁ったのかは知らないけれど、ほぼ連邦政府並みに、この宇宙に住む人間の表向きな基本台帳は奴等も手におさめていると言ってもいいでしょうね…。」
「で、奴らは解析して集めたデーターを元に、応募してきたカップルを厳選したってことか…。」
 乱馬はにやりと笑った。
「ふふ、そうね。彼らが招待したカップルが、超級からI級、十段階に分けられたミュー因子疑念表をある程度まで網羅していることは間違いないわ。そして、招待した千組全員が最高級のミューの因子を持っていたらどうなるかしら…。」
「奴らの狙いはミュータント戦士を量産することにあるって噂されてるからな…。クローン技術を駆使すれば、かなりの人間兵器を開発できるってか…。」
「そういうこと…。中に一組でも超怒級のミュータント因子を持つカップルが居れば…。」
「歴史を変えるくらいの強力なミュー戦士を生み出すことも可能ってわけか…。」

 なびきと乱馬の会話で、情報が次々と解析伝令されていく。あかねはただ、黙ってそれらを脇から聴いているしかなかった。
 いや、ここで改めて、己の諜報知識のなさを自覚させられたと言ってもいいだろう。ゼナのこともミューのことも、ある程度は聞きかじって知ってはいたが、相棒の乱馬がここまで良く知っているとは、正直驚いた。

「彼らの目的はおそらく、ミューの因子を持つカップルの奪取。或いは洗脳して地球連邦へ送り返す…その二点のいずれかでしょうね。」

 ごくんとあかねの喉が鳴った。

「じゃあ、何であたしや乱馬がその企画に当選したのよ…。」
 応募されていた事実も知らなかったあかねだが、何より「ミュー因子」を持つカップルと言うのが必然条件ならば、何故自分と乱馬がという疑問に当然の如く突き当たる。

「そんなの簡単だぜ。奴ら、俺の基本台帳記載のデーターを見たんだろうよ…。」
 乱馬は意図も簡単に言ってのけた。
「え…。」
 軽い言葉があかねの口から漏れる。
「今、何て言ったの…。」
 凍れる目が乱馬を捕らえる。

「俺の基本台帳データーには「超級M因子保有者」という記述がある筈だからな。」
 そう彼は淡々と言い放った。

「超級M因子保有者って…。」
 いきなり晴天から霹靂を落とされたような顔をして乱馬を見据えた。
「何だよ…。そういう記述があったらおかしいのか?」
 乱馬は無表情であかねを見下ろしていた。
 その記述が本当であれば、かなり高レベルのミュー因子を彼が保有していることになる。
「ふふふ…。あかね。連邦基本台帳の自分の記載なんてあんたは見たこともないんでしょうけどね…。諜報部員の記載は全て真実ではないのよ。わかる?」
 と素気無く打ち返した。
「あ…。そっか…。」
 それはそうである。基本台帳はあくまでも基本の役所管理データーに過ぎない。まあ、いわゆる「戸籍」なのである。諜報員のデーターは改ざんされ煙に巻くことも、ありえるわけだ。何も真実だけを記載してある訳ではない。
「まあ、乱馬君が本当に超級の因子保有者だったとしても、別に不思議ではないんだけれどね…。」
 と付け加えることも忘れなかった。

 地球連邦局はミューの出現をかなり毛嫌いしている帰来があった。その理由は、「人類以上の人類は存在してはならない。」という倫理観が彼らのどこかに存在しているからだと言われている。ずば抜けた超能力とも取れる特殊な能力を保持した人間は要らない。…そんな観念がどこかにあると言われている。だから、連邦はミューの誕生には尽く懐疑的であり、徹底した管理を行っているのである。
 勿論、ミューの存在は最高機密であり、一般人は一切知らされてはいない。整備された学校教育システムの中で実施される定期的なミュー因子見極めのパッチテスト。幼少時から十段階に分けてミュー因子の有無と強さが調べられ記されていることなど、誰も知る由はないだろう。この場合、乱馬に記載されているという超級は文字通り最高レベルの因子保有疑惑者ということになる。
 ミューの因子は劣性遺伝となり、殆ど出現の可能性はないらしい。親の両方にミュー因子がなければ、相殺されてしまうと言われている。対立遺伝子のどちらか一方に存在していてもその形質(性質)が現われる遺伝のことを優性遺伝といい、そして、対立遺伝子の両方がそろわないと現われない形質を劣性遺伝と呼ぶのであるが、この場合、ミューの遺伝は後者、劣性遺伝となるのだ。また、研究に寄ると、ミュー因子を持つ両親から生まれても、全ての子がミューになるとも限らない。何かの条件によって突発的にあらわれる。特に両親とも高レベルのミュー因子の保有者だと、確立はぐんと上がると言われている。
 劣性遺伝を取るために、高度なM因子保有者同士のカップリング以外は、政府機関によって保護観察が続けられるだけだ。そういう仕組みになっていた。もし、カップルが因子保有者同士ならば、何かと情報が操作され、引き離された。そう、「結婚」して「子孫」を残すことは殆どないように極秘に操作されたのである。
 もし、万が一、ミューが生まれて来ても、今の連邦の技術力では、事前に察知できるというのが大方の見方だった。
 万が一、産み落とされたミューと烙印を押された鬼子たちがどうなるかまでは、一介のエージェントといえども、勿論闇の中に包まれてはいた。当世では、殆どが試験管で子孫を増やす。直接分娩は稀であった。それだけに、試験管の中でチェックされ、一説では、そのまま淘汰されるとも、研究の材料という役割だけを担わされて、培養液の中だけに生きて果てるとも言われている。

 それはともかく、この任務の背後には何か「胡散臭い物」が見え隠れしている。
 それだけは確かなようだった。

「わかってると思うけど、あんたたちは若いカップルよ。喧嘩ばかりして、正体が露呈しないように…。あ、でも、本当に許婚同士だから、気が向けばそのまんま書類を連邦政府に提出してあげてもいいけれどね。」

「ば、馬鹿言うなっ!誰がこんな可愛くねえ女とっ!」
「あ、あたしだって、お断りよっ!」

「そうかしら?あたしは案外、似合いの夫婦になると踏んでるんだけどね。」




  そうだ。
  あの頃の俺たちはまだ互いの存在の必要性まで考える余裕はなかった。
  まだ、自分たちの未来を語るには若すぎた。

  本当は出会った時から、いやこの宇宙に産み落とされた時からの宿命だったのかもしれねえ…。
  この忌まわしい超力との遭遇は…。




三、

 程なくして、目的地であるアンナケが見えてきた。
 持っていたデーターによると、アンナケは本当に小さな木星の衛星だった。
 周囲は数十キロ。しかも、その全土が結婚をこいねがうカップルのための施設。


「わあ、何だか趣味が悪いな…。」

 誘導波に乗りながら宇宙ステーションへと下りてゆくダークホース号の小窓から、身を乗り出した乱馬が思わず声を上げた。

「あたしは綺麗な星だと思うけど…。」
「そうかあ?あんな悪趣味な人工創造物…。なんか、こう、こってりしすぎて、しかもわざとらしいと思わねーのか?」
 乱馬のいちゃもんに、あかねが応じる。
「あんたには美的感覚は全くないものね…。それに浪漫を理解する力にも欠けてるでしょうし…。」
「何が、美的感覚だよ、浪漫だよ。気持ち悪い。」
「何ですってえっ?」

「こらこら、夫婦喧嘩はやめなさい、二人とも。」

 なびきが苦笑いした。

「おめえ、何やってんだ?」
 シックなドレスに身を包んだなびきに、はっとして二人は目を見開く。
「何って、装ってるの。あんたたちも着替えなさいよ。新婚さんはペアルックにでも身を固めて。」
「って…。おめえも上陸するのか?」
「あったりまえでしょっ。」
「ねえ、お姉ちゃん、カップルじゃないとこの星には降り立てないんじゃあ…。」
「だから、ここで落ち合うことになってるのよ、あたしの相手と。」

「なにぃぃぃっ!!」
「ええええーっ!!」

 思わず二人そろえて声を張り上げてしまった。

「それどういうことよ、お姉ちゃんっ!!」

「どういうことも何もないわ。あんたたちだけじゃ心配だから、密かにあたしも応募してたの、で、受かっちゃったのよねえ。きゃはっ!」

「きゃはって、おめえ、これは結婚式付きハネムーンなんだろ?相手が居ねえと参加もクソも…。」

「ふふ。だからここで落ち合うんじゃないの。」

「なっ!?」「え゛っ!!」
 
 あんぐりと口を開け放ち、そのまま二人は白んで固まってしまった。

「ふっふっふ…。あたしも久しぶりにあいつに会うからね。ちょっとおめかし…なーんちゃって。二人とも、早く着替えなさいよ。着替えはかすみお姉ちゃんが用意してくれたから。いいわね。」

 鼻歌を歌いながらなびきはそそくさと着陸態勢に入った。

「お、おいっ!なびきにも「許婚」が居たのかよ。」
「さ、さあ…。知らないわ。そんなこと。」
「まさかとは思うが…離れていた恋のお相手とか…。」
 二人、顔を見合わせた。


 海へと着水する体勢に入った。勿論、母なる星、地球の青い海を模して作られた人工の海だ。漂う海中に真っ直ぐそびえる白いシンボルタワー。その向こう側に、まるで神話世界から抜き出てきたような、ギリシャ風の神殿が並び立つ。地球の地中海にある遺跡を模して作られたという代物だ。
 青い海と白い建物は、美しい調和を生み出していた。
 滑るようにその海の中を、ダークホース号は着水した。
 人工太陽が、程よく光と空気を、この人工大地へと送り込む。
 乱馬とあかねは互いに頬を染めながら、その澄んだ空気の中へと足を踏み入れた。



つづく




一之瀬的戯言
 なびきを文章で書くのは大好きです。
 何を考えているか捕らえ難そうで、実はスパイスが効く彼女の使い方。今回の話もちゃっかりご登場願いました。
 相変わらず乱馬はあかねに対して奔放ですし…。

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