サーバーをダウンさせる原因にもなり得る迷惑な行為が「直リンク」です。
　画像の置き場（画像のＵＲＬ）へリンクタグを書き込んで、あたかもその人のページ内から表示させているように見せかける「悪質な行為」です。勿論、無断転載に当たります。
　特に、壁紙やアイコンを配布してくださっている「素材屋サイト」さんでは、この直リンクは悩みの種だそうです。


　私も「何でやねん！」といいたいほどの行為をされたことがあるので、やっぱり有る程度の「自衛策」は必要だと痛感しています。

　「.htaccess」はホームページにＷＥＢサーバーの設定を変えたりする場合に使うテクニックです。
　具体的には、アクセス制限をかけたり、直リンクを禁止したり、パスワード制限をかけたり。
　実にたくさんの使い方ができるそうです。


　その中に直リンク禁止の設定があります。


　それぞれの設定の記述を、その制限を訊かせたいフォルダーへアップして設定します。
　具体的には「htaccess.ｔｘｔ」などのメモ（テキスト形式）で作成したものを、ＦＴＰなどを使って、制限をきかせたいフォルダーへアップロードし、ファイル名を「htaccess.ｔｘｔ」から「.」で始まる「.htaccess」へ書き換えます。
　サーバーの必要に応じて、アクセス権を変更することもあります。


　その際注意することは、メモ内に記述した末尾へは「必ず改行を入れておく」ことです。
　改行がないと、正常に作動しないそうです。・・・私は実証済み（苦笑


　各種設定などの記述のしかたは
　作成指南してくださるサイトさまなどを参考にになさってみてくださいませ。


　但し、この直リンク対策のための「.htaccess」には、ノートン先生など、ファイアーウォールに対応しているソフトを投入したパソコンだと、リファラーが遮断されて、画像が全く表示できなくなるという欠点があります。　
　一部ユーザーの方々画像の不具合を承知の上で運用するべきかどうか、悩むところではありますが、素材画像など直リンクが多い画像などを扱う場合は、使わざるを得ない場合もあるかと思います。


　なお、「.htaccess」は全部のサーバーに運用できるとは限りません。無料版のサーバーにはまず設定できないと思ったほうが良いでしょう。運用できるかどうかは、各サーバーの規約などに書いてありますから、チェックしてから頑張ってくださいませ。




　「.htaccess」には、他にもいろいろと設定があるので、使えるようならば、挑戦してみるのも良いかと思います。オリジナルなエラー場面など。楽しめます。

　画像の置き場は「ｉｍａｇｅ」と名付けたフォルダーなど、それ専用に納めることをお勧めします。
　こうしておけば、直リンク禁止の「.htaccess」を設定するのに楽になります。


　また、「htaccess」が使用できない場合は、必要に応じて、画像フォルダーを点々とさせるという対策方法もあります。
　直リンクされていますと、画像置き場を変えるだけで、相手からは剥がれますから・・・。素材屋さんに改装や閉鎖が多いのは、この画像置き場を定期的に変える方が多いからだと訊いたことがあります。


　画像置き場だけを設定するのは、リンクの張替えが煩雑になるので、上から変更するというやり方もあります（笑
　いずれにせよ、たまには、定期的に作品を収納してあるフォルダー名を変えてしまうのも一つの対策になると、私は思っております。


　結論として、各コーナーごとにフォルダーで作品やページを管理しておくと、こういった不慮の事態に備えるのも楽になります。「htaccess」を使いたい時はさくっとそのフォルダーの画像置き場に設置すればいいだけですし、さほど面倒な移動作業もいらずにＵＲＬも書き換えられます。