最後に

 HPを運営することは楽しいことです。

 キーボードひとつでHPも作成できますし、やめることもできます。
 それぞれ皆さんの考えの下、いろいろなファンページを作っていかれると、自分の視野も世界も広がっていきます。
 ただ、指をくわえて「ビジター」としてやっていた頃と今の私では、視界がぐんと変わりました。
「是非、親子ページを作ってください。」
 最初にさなださんに誘われたこの言葉がきっかけで、足を踏み入れたHP作成の世界。
 「同人界」というものを全く知らずにきたものですから、トラブルや失敗もたくさんあったのですが、自分が成長するという意味でも良い機会をたくさん与えていただけたように思います。
 何よりも、ファンサイトは「嗜好を同じくする方々」との出会いが一番の醍醐味。
 孤独に乱あファンをやっていた頃には考えられなかった数々の出会いもありました。
 互いの顔も見知らない不思議な世界の交流ではありますが、だからこそ、できることもあります。
 私がらんまネットでやり始めた頃は、「主婦ファンサイト」は皆無に近かったです。
 投稿してくださった方が主婦だということだけで飛び上がるほど嬉しかったです。

 これまでもたくさんのらんまページが作られ、そして閉じられていきました。
 「去る者は追わず」「来る者はできるだけ拒まず」「自分の意志でしっかり管理運営する」
 これがファンページ管理人さんの基本だと最近では思っています。


 「HPは小さく作り出して大きく育てていくもの」
 そう思って、作り続けてきました。

 病に倒れた時、病室にて、実は自サイトにある、たくさんの投稿作品をじっくり読み返して、元気を貰っていました。
 書いた本人も忘れている自作品を読み返してみたりもして…。
 あの時ほど、運営してきて良かったと思ったことはありませんでした。
 

 今はブログやSNSへと交流は移ってしまいましたが、「呪泉洞」はこれからも、WEBサイトの隅っこで、まったりと運営していきます。
  これからもたくさんのらんまファンの方が、「呪泉洞」と巡り合って、呪泉洞掲載の作品を、楽しんでくださることを切に望みます。


 今後もたくさんのらんまファンの素敵ページや素敵作品がネット上に増えることを祈りつつ。