サーバーについて


HPをアップする場所を確保すること。
この作業は前後してもかまわないのですが
アップ先のサーバーを決めることは大切なことです。
サーバーを決める時に考えておいた方が良いことを中心に
ここでは書かせていださきます。



サーバーを決めてみよう!


 まずはホームページを運営する場所の候補地を決めること。
 これはとても大切なことだと思います。


 サイトをアップするサーバーを決めるときには、いくつか考えておかなければならないことがあります。
 実際に物色するときは、候補となるサーバーをまわって、調べて比べてみるといいと思います。

 まずは「無料地で作るか」「有料地で作るか」
 それを選択してから探します。


 無料サーバーの中には、有料サーバーが用意されているサーバーもあります。
 お試しのつもりで、無料サーバーから登録、運用を始めて、広告の無い有料サービスへと切り替えることも、視野の一つに入れておいても良いかと思います。


 本当に無料でHPが運営できるの?と、最初思われる方があるかもしれませんが、できます。
 ただし、HPを運営するに当たっては、いくつかのお約束事があります。

★各サーバーの利用規約をよく読んで、禁止事項などを理解すること。
★勿論、法律を遵守すること。
 サーバーによっては日本国だけではなく、アメリカ合衆国などの法律遵守を求められることがあります。


 まず考えておくのは無料サーバーでは「必ずといって良いほど広告が表示される」ことです。
 無料で運営できるサーバーを借りた場合、これは必須です。 有料と無料の違いは、「広告があるかないか」。まずはその辺りが選択の条件になると思います。
 広告が表示されるのがいやならば、迷わず、有料サーバーを借りましょう。


 で、いくらぐらいで有料サーバーを借りられるのか。
 これはサーバーによってばらつきがありますが、安いところなら年間で2000円前後くらいから契約できます。


無料サーバーを選ぶにあたっての留意点
 
 無料のサーバーを選ぶに当たって、考えることをざっと書き出してみます。



◆広告の形態について考えておく


 広告にはいくつかの形態があります。
 「埋め込み型」と「ポップアップ」のバナー広告です。
 また、 広告は張り付く場所など、ユーザー側ではが設定や変更ができません。つまり、ページをアップロードすると、サーバーの方で予め用意されていた広告が勝手にくっついてくることが、圧倒的に多いのです。
 もし、これを勝手に変えてしまうと、削除対象にされることが多いので、無料サーバーを使う場合は、広告が必ず張り付いてくることは覚悟してください。


 埋め込み型はページ内に勝手に張り付きます。
 上部の場合や下部の場合、また両方の場合もあります。
 ポップアップ型は広告の別窓が開きます。
 が、これは訪問者にとっては、案外「うざったい」です。
 埋め込み広告とポップアップが両方くっついてくるサーバーもあります。
 それは、サーバーによって、千差万別ですので、予め、調べておく必要があります。
 中には、バナーを使った広告ではなく、文字だけの広告で済むサーバーもあります。(FC
2、など)

 埋め込み型バナー広告は比較的うざったさが軽減されていますが、困ったこともあります。
 それは、フレームのページには不向きだということです。

 フレームはそれぞれが1ページとなって構成されているので、1ページ1広告の場合、両方へ勝手にはりつくからです。これはかなり「不細工」です。
 広告の場所を勝手に変えてしまうことは、基本的には禁止事項にあたるので、埋め込み型の広告ページではフレームの利用はできないことがあります。(中にはTOPページのフレーム内のみ広告がなしに設定できるサーバーもあります。)
 ポップアップ型は別窓ですから、フレームでページを構成したい場合は、こちらの形式がお勧めとなります。



◆CGIを使えるかどうか。また、利用制限があるかどうかについて調べておく。


 CGIとはカウンターや掲示板、チャットを動かしているプログラムです。
 無料サーバーの場合、殆どに於いてCGIの設置が制限されています。
 CGIを許可するとアクセスが集中した時に、それが原因でサイトを暴走させる可能性が多いからでしょう。
 カウンターや掲示板は許可しているが、チャットは禁止しているなど。
 いろいろ、サーバーによってお約束が違いますから、借りる前に、利用規約を読んで、利用が出来るかどうか、制限があるかどうかを調べておきましょう。
 
 
 CGIの設置がダメでも、使用可能な据え置きのCGIを提供しているサーバーも多いです。
 あらかじめサーバーが用意してくれている掲示板やカウンター、チャットのCGIがあるかどうかも確かめるといいと思います。
 また、自分でCGIを設置できる自信がない方は、有料サーバーを使う場合でも、「CGIツール」や用意されているサーバーを利用されるといいと思います。


◆FTPが使えるかどうか


 サーバーにファイルをアップする時、多くは「FTP」という転送ソフトを使いますが、これが使えないサーバーもあるようです。
 使えなくてもアップする方法はありますが、FTPは手軽に接続して、アップ作業ができますので、使えた方が便利です。
 また、自分でFTPが設定できなくても、ブラウザ(パソコン画面)から操作、管理できるツールを用意してくれている、サーバーもありますから、それも含めてチェックしておきましょう。
 なお、FTPは無料でダウンロードできるソフトです。




◆ファイル転送量についての制限があるかどうか


 無料サーバー、有料サーバー、どちらの場合も一日辺りのファイルの転送量が制限されているところがあります。
 一日に閲覧ができるファイル数を制限しているのです。
 カウンターが一日に何千、何万も動くサイトは、無料サーバーから敬遠されて、出て行ってくれ・・・ということも在り得るそうです。まあ、「らんま1/2」のようなマイナー分野に属する一般のファンサイトでそんなにバシバシカウンターが動くことはないので、そう心配はないと思いますが(笑
 あとで述べますが、直リンクによって、転送量が増えることもあります。
 有料サイトを借りる時も、転送量によっては値段が変わるところもありますから、ある程度訪問者動向を知る上でもカウンターは設置したおいた方がいいのかもしれません。(元々カウンターはキリ番を取るためではなく、転送量を知るためにあるのかもしれません。)
 有料サイトは無料サイトに比べると、転送量に余裕があります。ただ、有料でも、、サーバーをダウンさせてしまような転送が起こると(CGIの暴走を含めて)、アカウントをロックされてしまうこともありますから、ご注意を。




◆メールマガジンなどの受信など、利用条件を調べておく


 無料サーバーの場合は、登録したメールへ提供サーバーのメールマガジンが、定期的に配信されてくることが多いです。
 また、ユーザー登録も、WEBメールなどの自分の本来のメールアドレスを隠すメールでは出来ないところが多いです。
 メール受信で注意しないといけないのは、サーバーから「ウイルス感染メール」を受け取る危険があることを肝に銘じましょう。・・・どこのサーバーと公表はしませんが、私が管理していた無料サーバーでかつて、ウイルスメールが配布されてきた事がありました。
 これはサーバーのメールがウイルスに感染してメールマガジンの回線を使って配布されてきたものなのですが・・・。英文であったし、事前にウイルスソフトが反応したので私の場合は感染しませんでした。(苦笑
 サーバーからのメールだからといってむやみやたらに開かないようにしましょう。特に英文件名のメールは開かないという自衛策を取って置いたほうがよろしいかと。



◆利用規約にはしっかりと目を通す。


 無料サーバーだけではなく、有料サーバーといえども、何をやっても良いと言うわけではありません。
 それぞれのサーバーには「規約」というものがありますから、これをしっかり読んで運営を行うのが、利用者の義務であることは当然です。

 国内の殆どの一般サーバーでは特に「年齢を制限するコンテンツ」を作ることは「規約の禁止事項」です。無料ページにいたっては「隠しページはダメ」という表記をされているところが殆どです。
 それを厳しく取り締まるか否か、サーバーによって違いはあると思いますが、トクトクなどは違反者に対して容赦なく切り捨てていきますのでご注意を!
 無料サーバーは違反サイトと判断すると、連絡なし、通知なしでばっさりと削除していきます。 有料サーバーの場合は、違反と判断されると、アカウントをロックされるようです。


 特に厳しいのは
「禁止されているCGIスクリプトを使ってページを暴走させた。」
「性的表現があるページ」
「版権画像が掲載してあるページ」
「著作権が厳しい音楽をMIDIで使用しているページ」
「広告の改ざん」
などでしょう。


 ファンページで注意することは、絶対に版権画像と不用意な音楽ファイルを使わないように!
 「版権画像」とは原作やアニメの画像や製品の画像を直接使ったものです。
 バナーなどに加工もしてはいけません!これも対象になりますからご注意を!
 また、MIDIも音楽系の著作権はとっても審査が厳しいのでご注意を!
 まだ削除という憂き目だけならまだしも、下手に使えば「使用料を請求される。」ということもありえる話です。
 勿論、二次創作とはいえ、他の方の作品を勝手にダウンロードして使っても罪になりますから、ご注意ください。
 MIDIを使いたいのならば、著作権の範疇でない作曲者死後50年以上が経過したクラッシック音楽、ご自分で作曲した曲を使うのが無難だと思います。JASRAC(日本音楽著作権協会)に認定してもらうこともできますが、なかなか個人レベルでそこまでされるのは大変かと思います。
 著作権にかかる音楽ファイルに関することはJASRAC(日本音楽著作権協会)で調べてみてくださいね。


 サーバによっては取締りがゆるいところがあるので、まいいや…と思うこと無かれです。
 この辺りは使う側の良識にも関わってくると思います・・・。ばれなきゃ何やってもいいの・・・というのでは規律あるネット社会は成り立たないわけですから。


 サーバーを借りる時は、まずは無料でも有料でも「利用規約」はきっちりと目を通して借りること、そしてきちんと守ること、これは契約社会においての基本です。
 これができないのであれば、サイトの運営はなさるべきではないと思います。